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皆さんこんばんは
さて、先週末にいちご株式会社の第3四半期決算が発表されています。
本日はその内容を紹介します。





決算

 単位(百万円) ()内は前期比増減比率

 売上高      営業利益      純利益       
44,755(-52.3)     15,715(-7.8)     10,945(-14.7)

となっています。
会社予想自体が減収減益ですので、予定どおりの決算といったところでしょうか。
(私は会社予想より上振れると考えています。理由は過去記事を参照してください。)

進捗率は、売上が59.3%と低めですが、営業利益は76.3%、純利益は81.1%となっており順調です

不動産業という業種の特性で、物件売却の時期により四半期毎の売上及び利益は偏りますので、
売上高の進捗が低いことは問題ないかと思います。

いちごは物件の積み上げで決算予想をしていますので、
不動産業界の環境自体が悪化しない限りは、確度の高い予想だと考えています。

むしろ、売上高に比べ利益が高水準となっていますので、
会社予想どおりの売上高になれば、利益は上振れる可能性が高いと予想しています。

ただ、昨年度決算でも利益が会社予想に届いた段階で、
売上を抑えて数字を調整したので、今年もそうする可能性はあります

どちらにしろ将来の利益にはなりますので、長期的に見れば変わりはないですが。

トピックス

トレードピアお台場の心築


いちご初の大規模物件トレードピアお台場の心築が順調に進んでいます

コスト削減と賃料値上げにより、利回りは4.1%→6.0%となっています。
取得時点の説明では、1年間で1%程度上昇させていく目標との説明でしたので、
想定より2倍の成果を出しています。

本物件はいちごの心築技術が、100億円以上の大規模物件でも通用する試金石となっていますので、
これは大変良い結果だと思います。

新規事業の成長

新規事業であるいちごオーナーズ事業セルフストレージ事業についても順調に展開しています。
いちごオーナーズ事業は、物件取得が185億円、売却が23億円となっています。

また、売却のうち22億円分の物件については、オーナー代行サービスを受託しており、
アセットマネジメント事業にも利益をもたらします。

セルフストレージ事業についても、積極的な新規出店を行っており、
昨年12月末1900室だったものが3200室となっています。

また、フィルカンパニーとの提携により更に出店を展開していく予定のようです。


以上、おおまかにですがいちごの決算についてでした。

個人的はトレードピアお台場の収益改善のスピードに驚きました。
今後もいちごには期待したいと思います。