皆さんこんばんは
今日は、以前記事にしたトランクルーム市場について、同業務を取り扱う上場企業であるエリアリンク社の業績などを確認していきます。
いちごのトランクルーム市場進出の考察の一環です。


エリアリンク 8914

前述のとおりトランクルーム事業がメインの会社です。

「ハローストレージ」というブランドでストレージ事業(トランクルーム事業)を展開しています。
早くからトランクルーム市場に進出しており国内大手企業の一つです。


業績

                      
 売上     営業利益     純利益  単位(百万円)
2012      10,124                  1,165                          948
2013                12,256                  1,505                       1,346
2014                18,120                  2,235                       1,541
2015                17,173                  2,657                       1,550
2016                16,908                  1,935                       1,142

となっています。

前期に減収減益となっていますが、
これは前々期に保有不動産の売却による収益があったためで、
主力のストレージ事業については増収増益となっています。

ストレージ事業については、
ストック型ビジネスですので契約率が悪化しない限りはコンテナ・トランクなどの室数が収益に直結します。

エリアリンク社においても、積極的な事業展開により室数は、
2014末に54,000室程度だったものが2016末には70,000室を超える規模にまで成長しています。

今期についても、積極展開を行う予定でストレージ事業は増収予想を出しています。
このあたりは、以前に記事で書いたトランクルーム市場の成長にうまく乗っているという印象ですね。

いちご(2337)の当面の目標が15,000室ですので、やはりだいぶ先を行かれていますね。

ただ資産規模はいちごの方がだいぶ大きく、
またキャッシュフローの状況を見ても現金等残高が前期末でエリアリンクが70億円程度に比べ、
いちごは400億円を超えており、ここから資金力を生かして追いかけていくでしょう。

以上、以前のトランクルーム市場についての記事を踏まえて、
実企業のエリアリンク社の業績をみながら
トランクルーム市場(いちごの同市場への進出)の今後について考えてみました。