皆さんこんにちは!
今回は気になる企業紹介です。


紹介する企業は

花王 4452 

です。
では、早速花王の紹介をはじめます。


業種・特色

メジャー企業の花王ですが、業種は化学になります。
主に家庭で使用する日用品の開発・販売をしています。

特に、トイレ用品では国内首位、化粧品でも国内大手企業です。
その他おむつ等花王製品は多岐にわたり、
皆さんも花王の商品を一度は購入しているのではないでしょうか?

また、花王の強みのひとつに「販売力」が挙げられます。

花王は、卸売り業者経由の販売が主流だった時期から既に独自の販売会社を設立し、
自社製品が工場出荷から陳列されるまで管理できる直販体制を築き上げました。

これにより、在庫管理や売れ筋商品の把握等ができるようになりました。

今で言う「サプライチェーンマネジメント」をいち早く導入したのです。

この独自の物流販売システムが花王の販売力を支えています。

商品開発も顧客目線で総力を費やしており、研究開発費として年間約500億円を投じています。
また全社員の1/3が研究開発を行っている点も花王の優れた製品を生み出す源泉となっています。

業績

では、つづいて業績をみていきましょう。

                           売上高     営業利益     純利益  (単位百万円)
2012     1,012,595              101,567                  52,765
2013                 1,315,217              124,656                  64,764
2014                 1,401,707              133,270                  79,590
2015                 1,474,550              167,318                105,196
2016                 1,457,610              185,571                126,551

となっています。

順調に業績を伸ばしており、4年連続で過去最高益を更新しています。

ROEも18%を超えており効率的な経営がされています。
また自己資本比率は53%でキャッシュフローもしっかり本業で稼げており健全です。

前期末時点の現金及び現金同等物残高が有利子負債を2倍以上上回っており財務は磐石です。

順調な業績と好財務に支えられ27期連続増配を記録しています。

自己株式の取得等株主還元にも積極的で優良企業と言えるでしょう。

海外売上高比率は30%程度で、アジア特に中国を中心に海外進出にも積極的です。
おむつ等の乳児用品が海外でも高く評価されているようです。


今後の成長

会社側は今後の経営目標として、2030年までに
売上高 2.5兆円(うち海外1兆円) 営業利益率17% ROE20%
を達成するという高い目標を掲げています。

数字だけを見ると正直厳しいのでは?と思いますが、
堅実に順調に成長を続けている花王なら可能性はあると思わせるところが、
花王という企業が築き上げてきた信頼と実績であり、ブランド力なのでしょう。

日本企業で最長の連続増配についても継続していく方針を示しており、
株主重視の経営も評価できます。

外部要因で株価が下落することがあれば積極的に購入していきたい企業のひとつです。

以上、花王4452の紹介でした。