本日は、2337いちご(株)の同業である4321ケネディクス(株)の第2四半期決算発表日でした。
いちご保有者としては同業他社の決算も見逃せないところですので、
一通り目を通して思った事などを記事にします。


4321 ケネディクス

不動産ファンドを運営し、資産運用残高はトップクラスです。

今回の決算発表でも触れていましたが、現在運用残高は1兆8,184億円とのこと。

いちごの運用残高が4,590億円なので約4倍の規模になります。
凄いですね。

ケネディクスも複数のREITを傘下に持ち、不動産ファンドの運営をしています。

業務内容は
・アセットマネジメント
・不動産運営
・不動産管理
・不動産投資
の大きく4つです。


アセットマネジメントの収益が不動産投資の収益を上回っている点がいちごとの大きな違いです。

アセットマネジメントは資産規模の大きさがモノを言うので、ケネディクスの2兆円近い運用資産が収益を生んでいるわけですね。
会社側も運用残高は増やしていく方針を明言しています。

では、今回の決算内容です。

第2四半期決算  営業収益 13,509 営業利益  6,836 純利益 5,941  (単位百万円)
今期会社予想      〃    24,000        〃      10,900      〃   10,500

営業収益は売上高だと考えてください。

前期比でみると営業利益が7%増、純利益が16%減となっていますが、
今期会社予想では微幅ですが増収増益となっています。

純利益の減は、前期比特別利益の計上があったためなので、
一時的な収益が無くなっただけであり特に問題はありません

営業利益率が40%を超える高い数字となっています。

これは大規模な運用残高を生かしアセットマネジメント事業で、
高効率で収益をあげている部分が大きいです。

反面、資産規模の割に売上が無く、
(ケネディクス 資産1,800億円、売上げ220億円 
    いちご 資産2,700億円、売上1,090億円※全て前期決算数字)

売上高の伸びもあまり良くありません。
総資産も数年前はいちごより多かったのですが、逆転されています。

アセットマネジメント事業が主力のケネディクスと心築事業が主力のいちごの違いが数字で出ています。

安定性はアセットマネジメント事業の方が高いので、どちらが良いと即断できるものではありませんが・・・

ただ、IRを見ているといちごの方が事業内容や細かな点について丁寧に説明されている印象はあります。

例えば、心築事業の具体的な説明であったり、
保有物件について一覧で物件毎の収益見込が明示されていたりと、
投資家にとって、自分が何に投資しているのか分かりやすい会社だと思います。

また、それだけ丁寧に説明できるということは、自社の経営に自信を持っていることも分かります。
実際に実績を出しているので、投資家側も投資したくなる会社だと思っています。

私がいちごを評価している点の一つでもあります。

そんなこんなで、今回は同業他社と比較しながら、私が何故2337いちごを選んだのかについてでした!