みんなのクレジットにまた業務停止命令が出ましたね。
ニュースにもなってるのでご存じの方も多いと思いますが、一連の出来事を通じて、
投資のリスクについて記事にしたいと思います。
では、みんなのクレジットについて簡単な説明をしていきますね。
同社は、ソーシャルレンディング事業で成長した会社です。
ソーシャルレンディングとはネットを通じて投資家に出資を募り、事業資金などに貸し出す融資仲介事業のことです。
「○○ファンドに対して一口○万円で出資を受け付けます。予定利率は○%、償還期日は○○です。」
といった形で貸し主と借り主の仲介を行う訳ですね。
投資家は配当を得ながら満期日には出資金が償還されることになるので、債券をイメージしてもらえれば良いと思います。
同社のファンドは利回りが10%を超えるものも多数あったようで、高利回りが投資家に人気となり急成長しました。
業務停止命令となったのは、出資金の大部分が一つのグループ企業に集中しており、その企業は返済にかかるお金を、運用益からでは無く、別のファンド資金から捻出していたことが判明しました。
更にはファンド出資金を元代表が自分の借入金の返済にも使用していたことも発覚しその他もろもろも含め処分されることとなりました。
重要なのは、ソーシャルレンディングというシステム自体がリスクが高いというわけではないということです。
問題は投資対象を事業内容ではなく、利回りで決めてしまうことです。
特に、今回のような満期日に出資金が償還されるような投資となると、
キャピタルゲイン(投資対象の値上がりによる利益)が無いわけですから、
インカムゲイン(配当利回り)に目が向きがちだと思います。
となると、3%利回り商品より10%利回り商品の方が魅力的にうつるわけです。
ただ、10%の配当を出すいうことは当然それ以上の利益率で事業を行わなければなりません。
安定して利益率10%超を稼げるような事業内容なのかどうかをしっかり確認する必要があります。
つまり重要なのは、利回りそのものではなくて、事業内容が提示されている利回りを達成できるものなのか?ということです。
もちろん、ソーシャルレンディングは、
銀行で低利息で借り入れができない等の理由で不特定多数の投資家に出資金を募ることが多いので、
利回りもその分高くなる(信頼性が上場企業等と比べ低い為)傾向にはあります。
それにしても利回りが10%を超える案件がごろごろあるという時点で、要チェックしないと今回のようなケースに巻き込まれることになると思います。
利回り10%というとブラジルの10年国債と同等程度です。(H29.8.9現在)
同社のファンドの中心であった不動産投資でも利回り10%を超える物件は空室リスクが高い等、
何かしら理由があることが多く、実際同社が説明していた程安全性は無かったようです。
以前にもMARS投資やワイン投資等で運営会社が破産する等の問題がありましたが、
このような事態を回避するには、「利回りが高いな」と感じたら納得するまで理由を調べることです。
投資対象や事業内容を調べた上で、高利回りを達成できるだけの理由があるのか調べることです。
もちろん一番リスクがないのは、投資しないことです!!
分からないもの不安点があるものには投資はしないというのも立派な投資判断の一つですからね。
投資にリスクはつきものですが、そのリスクをきちんと理解しているのか考えることが大切だと思います。
結果的に損害が出た時に、納得できるかどうか考えて投資を行うことがリスクを抑えることに繋がるのではないでしょうか。
では、皆さん後悔しない投資をしましょう!!
同社は、ソーシャルレンディング事業で成長した会社です。
ソーシャルレンディングとはネットを通じて投資家に出資を募り、事業資金などに貸し出す融資仲介事業のことです。
「○○ファンドに対して一口○万円で出資を受け付けます。予定利率は○%、償還期日は○○です。」
といった形で貸し主と借り主の仲介を行う訳ですね。
投資家は配当を得ながら満期日には出資金が償還されることになるので、債券をイメージしてもらえれば良いと思います。
同社のファンドは利回りが10%を超えるものも多数あったようで、高利回りが投資家に人気となり急成長しました。
業務停止命令となったのは、出資金の大部分が一つのグループ企業に集中しており、その企業は返済にかかるお金を、運用益からでは無く、別のファンド資金から捻出していたことが判明しました。
更にはファンド出資金を元代表が自分の借入金の返済にも使用していたことも発覚しその他もろもろも含め処分されることとなりました。
重要なのは、ソーシャルレンディングというシステム自体がリスクが高いというわけではないということです。
問題は投資対象を事業内容ではなく、利回りで決めてしまうことです。
特に、今回のような満期日に出資金が償還されるような投資となると、
キャピタルゲイン(投資対象の値上がりによる利益)が無いわけですから、
インカムゲイン(配当利回り)に目が向きがちだと思います。
となると、3%利回り商品より10%利回り商品の方が魅力的にうつるわけです。
ただ、10%の配当を出すいうことは当然それ以上の利益率で事業を行わなければなりません。
安定して利益率10%超を稼げるような事業内容なのかどうかをしっかり確認する必要があります。
つまり重要なのは、利回りそのものではなくて、事業内容が提示されている利回りを達成できるものなのか?ということです。
もちろん、ソーシャルレンディングは、
銀行で低利息で借り入れができない等の理由で不特定多数の投資家に出資金を募ることが多いので、
利回りもその分高くなる(信頼性が上場企業等と比べ低い為)傾向にはあります。
それにしても利回りが10%を超える案件がごろごろあるという時点で、要チェックしないと今回のようなケースに巻き込まれることになると思います。
利回り10%というとブラジルの10年国債と同等程度です。(H29.8.9現在)
同社のファンドの中心であった不動産投資でも利回り10%を超える物件は空室リスクが高い等、
何かしら理由があることが多く、実際同社が説明していた程安全性は無かったようです。
以前にもMARS投資やワイン投資等で運営会社が破産する等の問題がありましたが、
このような事態を回避するには、「利回りが高いな」と感じたら納得するまで理由を調べることです。
投資対象や事業内容を調べた上で、高利回りを達成できるだけの理由があるのか調べることです。
もちろん一番リスクがないのは、投資しないことです!!
分からないもの不安点があるものには投資はしないというのも立派な投資判断の一つですからね。
投資にリスクはつきものですが、そのリスクをきちんと理解しているのか考えることが大切だと思います。
結果的に損害が出た時に、納得できるかどうか考えて投資を行うことがリスクを抑えることに繋がるのではないでしょうか。
では、皆さん後悔しない投資をしましょう!!
