みなさんおはようございます。
経済的自由を目指す投資家の森田です。
今回は【4167】ココペリの2Q決算の分析や株価について書いていきます。
ココペリは11月15日に決算を2Q決算を発表しており、業績は高成長していますが、株価の下落は止まらず直近で上場来安値をつけました。
これらについて詳しく見ていきます。
ココペリの紹介記事はこちら
ココペリ 2Q決算
11月15日に発表された【4167】ココペリの2Q決算です。
売上高 107.4%増
営業利益 469.6%増
純利益 383.3%増
と凄い数字ですね。
会員企業数が増加し、しっかりと売上、利益につながっています。
ただ、業績予想的にもこれぐらいの数字がでることはわかっていたので、株価的にはプラスにはなりませんでした。
決算後株価は下げています。
(最近の下げはマザーズ全体の下落でしょうが)
決算で売られた理由
決算がマイナスとなった理由は成長鈍化懸念でしょう。ココペリの四半期毎の売上高推移です。
前期から今期1Qまでは各四半期毎にぐっと増加していますが、それに比べると2Qは1%ちょっと増とほぼ1Q並となっています。
1Qがドカンと上げている反動もあるとは思いますが、前期4Q→今期1Qで売上高22%増となっていますので、1Qのような高成長を2Qにも期待していた投資家からすれば期待外れだったのでしょう。
実際、株価は決算後下がっているので市場参加者の多くはそう見ていたということですね。
ただ、私としてはそんなに悪くはないと思っています。
ストック収益は12%増
ココペリの売上の9割を占める、主力サービスであるBig Advanceの売上高推移です。
導入時の初期費用と月額利用料からなります。
こうみると1Qは初期費用の売上が大きいんですよね。
ストック売上である月額利用料をみると、1Qから12%増としっかり増加しています。
長期でみてもきれいに積み上がってきていますね。
株価推移
ココペリの6ヶ月株価チャートです。
厳しい状況が続いていますね。
どこまで下げるんだって感じです 笑
まあ、ここ最近の下落はマザーズが崩れていることが大きいですね。
ココペリに限らず、マザーズ銘柄は安値をつけている銘柄が多く悲惨なことになっています。
新興株を主力でやっている人はかなり厳しいんじゃないでしょうか。
マザーズ全体の下落は金利が上昇することでグロース株が売られるという米国の流れに同じですね。
(日本は金利上昇はまだ先になりそうですが)
将来の利益を現在価値に割り引いて計算すると、グロース株のように直近の利益よりも数年後の利益の方が多大になると予想されているほど、金利上昇により現在価値は減ることになります。
と、、、まあマザーズ全体のことは置いておいて、ココペリ固有の懸念について見ていきましょう。
会員企業数の伸びが鈍化
ココペリの主力サービスであるBig Advanceの会員企業数の推移です。
グラフだけをみると順調に増加、特に近年急成長しているように見えます。
ただ、グラフ下の部分2021年11月末時点と書かれた部分を見てください。
11月末時点で65,754社となっており、9月末から2ヶ月間で2,000社弱しか増加していません。
前期の増加数でいうと、13,423社から49,783社と約36,000社増加しています。
つまり前期は月間ペースでは3,000社の増加です。
それに比べて今期10月、11月は2ヶ月間で増加数は2,000社に届いていません。
ココペリの業績は正直、Big Advance次第です。
Big Advanceの成長が鈍化するとなると厳しい状況になるでしょう。
会社側の説明では新型コロナウイルスの影響が大きかったということですが、11月は緊急事態宣言も解除されていたんですよね。
まあ、解除されたからといってすぐに数字が上がってくるわけでなないでしょうが・・
この会員企業数の増加ペースが回復しないと来期以降も厳しい状況が続くかも知れません。
Big Advanceの機能的には3,000円は安いと思いますし、金融機関数は現時点で83と前期末の60から順調に増加しています。
会社目標は来期で100ということですので、達成できるペースですね。
金融機関数が増加すれば、リーチできる顧客(中小企業)が増えるはずですし、Big Advanceの価格と機能を考えれば会員企業数も伸びていく気がするんですけどね~
どうなるでしょうか、楽しみに今後もチェックしていきます。
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