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みなさんおはようございます。

経済的自由を目指す投資家の森田です。

11月11日に【2150】ケアネットが2021年12月期3Q決算を発表しました。

利益倍増となる大幅な増収増益決算です。

好決算をうけて翌日の株式市場では大幅に株価を上げました。

それでも株価はまだ割安かな?と考えています。

今回はケアネットの決算分析と株価動向について見ていきます。

ケアネットの紹介記事はこちら


ケアネット3Q決算は大幅増収増益
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ケアネットの2021年12月期3Q決算はご覧のとおり大幅な増収増益でした。

売上高 76.9%増

営業利益 94.3%増

純利益 145.3%増


となる決算です。

数字は目を見張るものがありますね。

コロナ禍の影響で医薬品のマーケティングにDX化が進んでいることが業績を後押ししています。

ただ、このペースで増収増益を続けることは難しいでしょう。
ケアネットに限らず医療関連のDX銘柄の最近の高成長はコロナ特需といえる現象だといえます。

このあたりを確認するために四半期業績の推移を見ていきましょう。

四半期業績推移
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四半期業績を見てみると、ピークは前期4Qでそこから今期は落ちていることがわかりますね。

ただ、ケアネットの業績の傾向として4Qは数字が出やすいです。

グラフを見てもらえば、各年で4Qが抜けている傾向がわかると思います。

ですので、前期4Qから今期1Qで数字が落ちている点はそれほど問題ではありません。

気になるのは2Qで数字がカクンと落ちたことと、3Q単体の業績が1Q業績を下回っていることです。

前期の四半期業績との大きな違いがここにあります。

といっても、3Qの数字は2Qより良くなっており、更に傾向として4Qは良い数字が出るので通期の数字は期待できそうですが。

しかし、前期のように、四半期毎に右肩上がりになり、3Q時点で(好業績の出る傾向のある)前期4Qを超えることはできませんでした。

ですので、来期も前期や今期のような成長率を続けるのは難しいと考えています。

それでも成長路線は継続するでしょうし、PER的には株価は割安だと思っていますが。
(株価については後述します)

ではセグメント別の業績を見てきましょう。

セグメント別業績
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ケアネットは①医薬DX事業②メディカルプラットフォーム事業③連結グロース事業の3つのセグメントがあります。

比率が圧倒的に多いのは医薬DX事業です。

ではそれぞれのセグメント業績を見ていきましょう。

医薬DX事業
売上高は4,879百万円(前年同四半期比76.1%増)
営業利益は2,723百万円(前年同四半期比81.6%増)

メディカルプラットフォーム事業
売上高は272百万円(前年同四半期比12.6%増)
営業利益は44百万円(前年同四半期比5.3%減)

連結グロース事業
売上高は563百万円(前年同四半期比215.4%増)
営業利益は41百万円(前年同四半期は営業損失17百万円)

主力の医薬DX事業が大きく伸びています。

また、ヘルスデータサイエンス事業などの新規事業を行う連結グロース事業も大きく成長しており今後が楽しみです。

重要な指標である医師会員数も19万1千人と前期比11%増となりました。

ケアネットの株価は割安?
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ケアネットの株価は決算をうけて、12%上昇し、1,216円となりました。

ただ、少し長い目線でみると今年6月に高値をつけて以降は、株価は下落トレンドです。

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週足チャートだとこんな感じ

コロナ禍で注目され株価が急上昇し、今年6月にピークアウトしていますね。

ここからトレンド転換となるかどうかが焦点です。

株価指標的には現在の株価でPERは約37倍となっています。

ただ、3Q時点のEPSが33円を超えており、通期予想EPSとほぼ同水準です。

おそらく上振れするでしょう。

そのため予想PERも下がるものと思われます。

同業のエムスリー、メドピアのPERと比べると低く、更にコロナ禍による特需が無くなっていくとは言え、DX化の流れは変わらないでしょうし成長路線は継続していくのではないでしょうか。

ということで、ケアネットの株価は割安だと判断しています。

直近ではMSワラントを発行している点には要注意です。


株価が落ち着きだしたら買いを検討したいですね。

ケアネットの今後に注目していきます。



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