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みなさんこんばんは。

経済的自由を目指す投資家の森田です。

今回は2021年9月に上昇した【4374】ROBOT PAYMENT(ロボットペイメント)を紹介します。

サブスクリプション向けの決済代行サービスと「請求・集金・消込・催促」など請求管理業務を自動化するサービスで高成長している企業です。

将来性に期待できる銘柄ですので、気になる方はぜひ参考にしてください。

ROBOT PAYMENT(ロボットペイメント)

ROBOT PAYMENTは2021年9月28日に東証マザーズに上場した銘柄です。
証券コードは4374

IPO銘柄として上場前から注目されており、初値は公募価格の2倍をつけました。

PERも100倍を超えており、成長が期待されている銘柄です。

株価は時価総額が低く、流動性も低いので値動きが激しくなっています。

投資する際には株価のボラティリティが高い点に注意が必要です。

ではROBOT PAYMENTの事業内容を見ていきましょう。

事業内容

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ROBOT PAYMENTはペイメント事業フィナンシャルクラウド事業という2つの事業を展開しています。

ペイメント事業はサブスクリプションビジネス向けのインターネット決済代行サービス事業

フィナンシャルクラウド事業は請求・集金・消込・催促業務を自動化するDXサービス

です。

それぞれの事業を詳しく見ていきましょう。

ペイメント事業

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ペイメント事業は加盟店に代わって、クレジットカードや口座振替、銀行、コンビニなどの決済業務を行うサービスです。

ECを行っているネットのお店からすれば、様々な決済手段に対応してくれている決済代行事業者を窓口として一括で決済業務を任せられれば楽ですよね。

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決済代行サービスを利用することで、決済システムやセキュリティ面、契約手続きなど手間がかかる作業を一括して任せることができます。

ただ、決済代行サービス事業はソフトバンク系のSBペイメントサービスやGMO系のGMOペイメントゲートウェイなど大手事業社が高いシェアを獲得している強い競合がいる点が問題です。

これに対してROBOT PAYMENTはサブスクリプションビジネス向けに特化している点が強みとなっています。

サブスクに特化

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サブスク事業者の決済代行では、事業の特性上、月ごとなど定期的に決済業務が発生します。

そのたびにEC事業者が請求金額などを入力するのは手間ですよね。

そこでROBOT PAYMENTの決済サービスでは購入された商品ごとに課金(契約)期間を設定し、設定したルールに基づいて自動で課金を行うシステムが導入されています。

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実際、新規契約の95%程度がサブスクリプション事業者ということですので、サブスク事業者からは評価されているのでしょう。

競合との差別化という点では、サブスクリプション事業者向けに特化することで差別化しているわけですね。

じゃあ、新規で同様にサブスク向けのインターネット決済代行サービス事業者が出てきたらまずいんじゃないの?という点に関しては
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このように、決済代行サービスをはじめるにあたり、クレジットカード会社と包括加盟店契約を結ぶことが高い参入障壁となります。

このような独自性、強みがあることからペイメント事業は着実に成長しています。
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EC市場の拡大に伴い、決済件数、取扱高、アカウント数が順調に増加しています。

ARPU(1アカウント当たりの売上金額)も増加傾向です。

フィナンシャルクラウド事業

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フィナンシャルクラウド事業は請求管理業務を自動化するシステム「請求管理ロボ」を提供しています。

請求・集金・消込・催促といった業務を自動化するDXサービスです。

私も経理部門で働いていましたので、こういった業務の面倒くささは知っています 笑

しかも、間違いがあってはいけない業務ですので、めちゃくちゃ気を遣うんですよね。
更に言うと、手間がかかってミスのできない業務の割に、会社の売上には影響がないので、会社的には重視されないという・・・
いつも人手不足でした。

その業務が自動化できるならメリットは大きいですね。

請求管理ロボも毎月の請求管理業務を設定できるサブスクリプション事業者には魅力的なサービスとなっています。
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上記のように請求管理業務を幅広くカバーしている点が強みです。

高い成長性



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請求管理ロボは2015年にリリースされた新しいサービスですが、上記のとおり大変高い成長率となっています。

請求金額、請求書発行枚数ともに高い成長率です。

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顧客単価、アカウント数も順調に増加しています。

今後の成長がどうなるか見ものです。

他社サービスとの差別化という点では、請求管理ロボは特許を取得しています。

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規模の小さな会社が高成長事業をやっていると、大企業が後追いでお金をかけて真似してくるというのが驚異(オリガミペイの破綻とか・・)ですので、特許を取っているというのは大きな強みですね。

ペイメント事業とフィナンシャルクラウド事業の事業内容を紹介したところで、ROBOT PAYMENT(ロボットペイメント)の業績推移を見ていきましょう。

業績推移

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ROBOT PAYMENT(ロボットペイメント)の売上高推移です。

いいですね。

右肩上がりにきれいに増加しており、フィナンシャルクラウド事業が加わったこともあり近年増加幅が増しています。

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今期第2四半期時点でも上記の前期比で30%以上の増収と高成長、営業利益にいたっては10倍以上です。

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セグメント利益の推移を見てみると、フィナンシャルクラウド事業が今期第2四半期時点で黒字化しており、その影響で利益が大きく伸びたことがわかります。

株価推移

ROBOT PAYMENT(ロボットペイメント)の株価は2021年11月11日終値で3,715円となっています。

時価総額は約140億円と小型株です。

IPO銘柄で流動性も低いため、ボラティリティが高い状況が続いています。

直近でもストップ高、ストップ安ともに経験しています。

業績自体は好調ですが、決算が良くても株価がどうなるかはわかりませんね。

投資する際には特に注意が必要な銘柄です。

何にせよ今後が楽しみな銘柄ですので、これからもチェックしていきます。



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