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みなさんこんにちは。

経済的自由を目指す投資家の森田です。

不動産再生が主力事業の【2337】いちごが不動産⼩⼝化商品を販売すると発表しました。

昨日の株価は4%高となり、年初来高値を目指せる位置まできています。

いちご 不動産⼩⼝化商品を販売開始
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いちごは子会社のいちごオーナーズが新事業「いちごオーナーズビルシェア」を開始し、第1号案件の販売を開始したと発表しました。

いちごオーナーズビルシェアは不動産小口化商品となります。

いちごオーナーズビルシェア1号案件

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新事業であるいちごオーナーズビルシェアの第1号案件は目黒区のレジデンスです。

いちごオーナーズは都心の築浅レジデンスを中心に扱っています。

さっそく利回りなどの条件を確認してみました。

利回りや価格は?

確認したところ、今回の案件は1口100万円、最低出資金額は10口=1,000万円からとのこと。

分配金は年2回の予定で、利回りは満室時想定で2.8%程度です。

表面利回りは約4.27%となっていますので、人気の高い都心の新築物件としては妥当なところでしょうか。
募集口数は435口となっています。

贈与・相続対策で人気化するか

不動産は贈与や相続対策としても人気があります。

不動産は実勢価格ではなく評価額により価値が計算され、現金を相続する場合に比べて税金を抑えられるケースが多いからです。

いちごの今回の物件の例では、10口購入した場合不動産価格10,000,000円に対して、贈与・相続税の評価額は1,804,166円(小規模宅地等の特例を適用した場合)となっています。

そりゃ、富裕層が不動産で相続税対策するわけですね。

こういった理由もあり、いちごオーナーズビルシェアも富裕層を中心に人気が出るのではと考えています。

いちごの収益的にどうなのかは別にして。
いちごの場合、近年のいちごオーナーズの業績の好調ぶりを見るに小口化せずとも十分物件はさばけるのではと考えています。

1,000万円から投資ができるということで、新たな顧客を得るという目的もあるでしょうか。
決算では、いちごオーナーズビルシェアの利益率などを別で開示してくれるとありがたいですね。

コロナ禍で業績は大きく落ち込みましたが、そろそろ回復の兆しが見えてくるか楽しみにしています。

いちごの株価
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いちごの株価推移です。

コロナショック時には一時200円近くまで株価は下落しましたが、その後徐々に回復してきており、6月9日には年初来高値378円をつけています。

先日7月2日の終値は今回の発表を受けてか、株価は4%高の364円となりました。

このまま年初来高値を更新するかいちごの株価の今後に注目です。

7月は第1四半期決算発表を控えていますので、株価とともに業績がどうなるか楽しみにしています。

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