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みなさんこんばんは。

経済的自由を目指す投資家の森田です。

【4438】welbyが5月13日に2021年12月期第1四半期決算を発表しました。
売上高は大きく伸びたものの株価の反応はいまいちです。

WelbyはPHR(Personal Health Record)サービスを展開しています。
上場が2019年とまだ上場から2年ちょっとしか経っていない新興企業です。

welbyの紹介記事はこちら
welby第1四半期決算は売上高52%増
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welbyの第1四半期決算は
売上高52.7%増
営業利益、純利益ともに赤字

となりました。

売上高が大きく伸びましたね。
赤字決算となっていますが、まだ利益を出す段階の企業ではありませんし、毎期のことですので会社側としても想定内でしょう。

売上高が50%以上と大きく伸びていますが、前期決算が受注の遅れや営業活動の遅滞により下方修正された経緯があり、期ズレ分が多少あるのかなと考えています。

よって、数字的には52.7%増と高い数字ですが、通期ベースではもっと伸びてほしいですね。

結局前期決算は売上高が8.3%しか伸びていませんので、その分も今期は成長を期待しています。

サービス別業績

welbyのサービスは以下の2つです。

疾患ソリューションサービス
製薬会社から依頼されたPHRプラットフォームサービスを開発・保守運用するサービス

Welbyマイカルテサービス
生活習慣病などの患者を対象に利用者の健康管理のためにWelbyが開発したWelbyマイカルテを提供するサービス
こちらは医療機関や患者を顧客とするサービスです。

それぞれの業績をみていきます。

疾患ソリューションサービス

疾患ソリューションサービスの売上高は、174,749千円と前年同四半期と比べて78,253千円(81.1%)の増収となりました。

DX化の流れを受けてか大きく伸びていますね。
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このようにプロジェクト実績も順調に積み上げています。

Welbyマイカルテサービス

welbyマイカルテサービスの売上高は30,544千円と前年同四半期と比べて7,379千円(19.5%)の減収となりました。

疾患ソリューションサービスが大きく伸びた一方でwelbyマイカルテサービスは減収となっています。
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登録かかりつけ医療機関数は順調に増加していますので、単純に利用があまりされていないのでしょう。
決算短信にもあるように、PHRプラットフォームの基盤を用いることで、市民・患者、医療機関・かかりつけ医、自治体を横断する疾病・公衆衛生管理のデジタル化(Dx)が実現されれば大きいですし、需要はあると思いますので、今後の課題ですね。
登録医療機関数が23,700となっており、これが売上に繋がればおもしろいのですが。

事業内容的にも何かはまれば大きく成長する可能性があると考えていますが、株価はいまいちです。

株価の動向
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welbyの上場以降の株価推移です。
上場直後が高値となっており、さえない株価動向となっています。

時々株価がはねることはありますが、全体的に下落トレンドとなっており、市場からは成長性を疑われているのでしょう。
下方修正も出していますので仕方ありませんね。

患者、医療機関、製薬会社、調剤薬局、保険組合などをPHRプラットフォームを通してつなげることができる総合的なプラットフォーム化ができればおもしろいと考えています。
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これが実現できれば株価も上昇していくでしょう。
需要のある分野のプラットフォームを提供できればビジネスモデル的にも強いですからね。

時価総額もまだまだ低く、赤字はまだしも下方修正を出したりと不安な部分はありますが、大化けする可能性もあると考えています。
中長期で期待している企業の一つです。

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