
みなさん、こんばんは。
経済的自由を目指す投資家の森田です。
2月5日に【4427】EduLab(エデュラボ)が2021年9月期第1決算を発表しました。
大幅増収決算となりましたが赤字決算です。
今回は【4427】EduLabの決算を分析していきます。
EduLabは教育ITサービスを提供する企業です。
EduLabの紹介記事はこちら
EduLab 第1四半期決算は大幅増収も赤字

EduLabの第1四半期決算は大幅増収決算となりました。
前期比で
売上高 48.7%増
営業利益 赤字幅縮小
純利益 赤字幅拡大
となる決算です。
50%近い大幅増収となりましたが、赤字決算となりました。
第1四半期に利益があがってこないのは例年のことですので、会社としては予想通りといったところでしょうか。
通期予想についても修正はありません。
ではセグメント別の業績を見ていきましょう。
セグメント別業績

EduLabのセグメント別業績です。
全体の売上高は48.7%増となりましたが、セグメント別ではかなり差が出ていますね。
テストセンター事業が売上高27倍以上となり、主力事業となっています。
テスト等ライセンス事業、教育プラットフォーム事業についても増収増益です。
一方でAI事業及びテスト運営受託事業は減収となり、セグメント損益も赤字となりました。
特にAI事業には成長期待していたので残念です。
ただ、両セグメントとも減収の要因は一時的なものであり、通期では成長予想となっています。
AI事業・テスト運営受託事業の減収要因

AI事業の減少となった要因は、中国自習室事業を譲渡したことによるライセンス収入の減少によるものです。
また、減価償却費や先行投資によりセグメント損益は赤字幅が拡大となっています。
手書き文字の読み取りなどを行うAI-OCR「DEEP READ」関連の収入は順調に増加しているとのことです。

テスト運営・受託事業は、プロジェクトの開始時期などが変更されたため第1四半期の売上高は減少となりました。
コロナ禍の影響でしょう。
ただ、全国学力・学習状況調査の受注が決定しており、その他の案件も増加しているため通期では増収増益予想です。
テストセンター事業の売上高は27倍以上に

テスタセンター事業は売上高2,716%増と大幅に増加しています。
ただ、そもそも昨年6月にサービスを開始した新しい事業ですので、成長率は高くて当然です。
セグメント別では売上高トップの主力事業に一気になりましたので、この成長が持続できるか注目していきます。

入試にも利用可能な施設となっており、需要は十分あると考えています。
学校で受験する場合は普段教室として使用している部屋を試験用に整理、整備する必要があり、不正対策やセキュリティ面からも専用の施設の需要はあるのではないでしょうか。
上記の通り、施設数は大幅に増加しています。
テスト等ライセンス事業・教育プラットフォーム事業は堅調

テスト等ライセンス事業はオンラインで受験可能な英語能力判定テストの販売が好調です。
オンラインのテストということもあり、収益性も高いのか利益率も大幅に上昇していますね。
CASECは24時間いつでも受験可能であり、利便性の高さが魅力ですが、コロナ禍により他社もオンライン商品を拡大していくと思われますので、今後のシェア確保が鍵となります。

教育プラットフォーム事業は英ナビの広告収入が増加するなど業績は堅調です。

英ナビの会員数も順調に増加しています。
高校生の2.3人に1人が登録しているというのは凄いですね。
これだけの会員数がいるなら広告の引き合いは強いでしょうし、新たなビジネスが生まれる可能性があるのではないでしょうか。
通期予想に対する進捗

EduLabはもともと業績が下期に偏重する傾向がありますので、進捗率は低いです。
特にAI事業の進捗が低く、ここからどうなるのか次回以降の決算を楽しみにしています。
四半期毎の業績に差が激しい企業は決算後に株価が大きく動くことが多く注意が必要です。
今後もEduLabには注目していきます。




EduLabの第1四半期決算は大幅増収決算となりました。
前期比で
売上高 48.7%増
営業利益 赤字幅縮小
純利益 赤字幅拡大
となる決算です。
50%近い大幅増収となりましたが、赤字決算となりました。
第1四半期に利益があがってこないのは例年のことですので、会社としては予想通りといったところでしょうか。
通期予想についても修正はありません。
ではセグメント別の業績を見ていきましょう。
セグメント別業績

EduLabのセグメント別業績です。
全体の売上高は48.7%増となりましたが、セグメント別ではかなり差が出ていますね。
テストセンター事業が売上高27倍以上となり、主力事業となっています。
テスト等ライセンス事業、教育プラットフォーム事業についても増収増益です。
一方でAI事業及びテスト運営受託事業は減収となり、セグメント損益も赤字となりました。
特にAI事業には成長期待していたので残念です。
ただ、両セグメントとも減収の要因は一時的なものであり、通期では成長予想となっています。
AI事業・テスト運営受託事業の減収要因

AI事業の減少となった要因は、中国自習室事業を譲渡したことによるライセンス収入の減少によるものです。
また、減価償却費や先行投資によりセグメント損益は赤字幅が拡大となっています。
手書き文字の読み取りなどを行うAI-OCR「DEEP READ」関連の収入は順調に増加しているとのことです。

テスト運営・受託事業は、プロジェクトの開始時期などが変更されたため第1四半期の売上高は減少となりました。
コロナ禍の影響でしょう。
ただ、全国学力・学習状況調査の受注が決定しており、その他の案件も増加しているため通期では増収増益予想です。
テストセンター事業の売上高は27倍以上に

テスタセンター事業は売上高2,716%増と大幅に増加しています。
ただ、そもそも昨年6月にサービスを開始した新しい事業ですので、成長率は高くて当然です。
セグメント別では売上高トップの主力事業に一気になりましたので、この成長が持続できるか注目していきます。

入試にも利用可能な施設となっており、需要は十分あると考えています。
学校で受験する場合は普段教室として使用している部屋を試験用に整理、整備する必要があり、不正対策やセキュリティ面からも専用の施設の需要はあるのではないでしょうか。
上記の通り、施設数は大幅に増加しています。
テスト等ライセンス事業・教育プラットフォーム事業は堅調

テスト等ライセンス事業はオンラインで受験可能な英語能力判定テストの販売が好調です。
オンラインのテストということもあり、収益性も高いのか利益率も大幅に上昇していますね。
CASECは24時間いつでも受験可能であり、利便性の高さが魅力ですが、コロナ禍により他社もオンライン商品を拡大していくと思われますので、今後のシェア確保が鍵となります。

教育プラットフォーム事業は英ナビの広告収入が増加するなど業績は堅調です。

英ナビの会員数も順調に増加しています。
高校生の2.3人に1人が登録しているというのは凄いですね。
これだけの会員数がいるなら広告の引き合いは強いでしょうし、新たなビジネスが生まれる可能性があるのではないでしょうか。
通期予想に対する進捗

EduLabはもともと業績が下期に偏重する傾向がありますので、進捗率は低いです。
特にAI事業の進捗が低く、ここからどうなるのか次回以降の決算を楽しみにしています。
四半期毎の業績に差が激しい企業は決算後に株価が大きく動くことが多く注意が必要です。
今後もEduLabには注目していきます。

