みなさん、こんばんは。
経済的自由を目指す投資家の森田です。
【4438】Welbyが2020年12月期決算の業績予想を下方修正しました。
黒字予想から一転して赤字となる予想です。
WelbyはPHR(Personal Health Record)サービスを展開しています。
個人が自分の健康情報を管理し、健康維持や医療に役立てるというサービスです。
Welbyについて詳しくはこちらの記事をご覧ください
Welby業績予想を黒字予想から赤字予想へ下方修正
IRはこちら
従来予想から
売上高 29%減
営業利益 3.5億円減(赤字転落)
純利益 4.32億円減(赤字転落)
となる予想です。
んー、ひどいですね。笑
Welbyは前期も1月に通期予想を下方修正しています。
Welbyが上場したのは2019年ですので、上場後2期連続となる下方修正です。
なんだかなーという感じですね。
ちなみに私は今週19日にWelbyを少数ですが買い増ししています。笑
過去の下方修正がどれも決算日の3週前の月曜日に出されてたんですよね。
月曜日である18日に下方修正が出なかったので、そんなに大きく業績はぶれないのかなと思っていましたが大外れでした。笑
では、業績予想下方修正の要因を見ていきましょう。
減損及び繰延税金資産の取り崩し
Welbyは減損の計上と繰延税金資産の取り崩しを行うと発表しました。
固定資産の価値を減損することにより86百万円を特別損失として計上します。
固定資産が生み出す将来的な収益予想が減少したということですね。
また、繰延税金資産の取り崩しにより法人税等調整額として19百万円を計上します。
繰延税金資産とは簡単に言えば税金の先払いしている部分を資産として計上しているものです。
税金を先払いしている分、将来支払う税金が減ることになるため資産として計上しているのですが、今回Welbyは業績予想を赤字に下方修正しました。
赤字なので、そもそも減るはずの税金が無くなり、資産として計上する意味がないので取り崩すことになったというわけです。
これらは特別損失の計上及び法人税等調整額の計上となりますので売上高や営業利益に対する影響はありません。
ですが、Welbyは今回売上高や営業利益についても下方修正を行っています。
売上高の減少及び売上原価の増加
・Welbyマイカルテサービスアプリで簡単に健康情報を記録・管理し治療に役立てるサービス(顧客は医療機関・健保・企業など)
これらの2つのサービスの売上高がともに予想より減少する見込みです。
具体的な要因を見ていきましょう。
売上高減少の要因
疾患ソリューションサービスはコロナ禍によりスムーズに受注ができたかったことや営業活動の遅滞が要因として挙げられています。
といってもコロナ禍の影響は昨年春から出ていたと思われるので、従来の業績予想にもある程度織り込み済みではないのかな?と思いますが。
気になるのは開発の遅延ですね。
少しのずれであればわかりますが元々の売上高予想から30%以上、下回っているのは見込みが甘いとしか言えませんね。
Welbyマイカルテサービスについては順調に利用数は増えているようですが、データを利用した広告やデータ販売が営業活動の遅延により滞ったとのことです。
この結果、売上高予想を20%以上引き下げています。
両サービスとも、売上高予想が大幅に低下しているのは厳しいですね。
全体で見ると前期比では増えているのが救いでしょうか。
コロナ禍の中、売上高を伸ばしたといえば聞こえは良いですが、WelbyはPERが100倍を超えており成長期待が大きい銘柄ですので、投資家からは厳しい評価を下されそうです。
売上原価の増加
前述の売上高減少に加えて、売上原価が増加したことでWelbyの営業利益予想は大きく下方修正されました。
疾患ソリューションサービスは原価率の高い初期開発が多かったこと、開発に要する時間が長期化したことにより原価率が増加しました。
初期開発が将来の継続的な売上につながることを期待しています。
Welbyマイカルテサービスについては売上原価が固定費的な性質ということで、売上高が減少する分原価率が増加しました。
売上原価が固定費的な性質というのはプラスにもなり得ます。
将来売上高が増加していけば、粗利益率は増加するということですからね。
売上原価が増加した一方、販管費は減少しています。
来期予想がどうなるか
Welbyは12月決算企業ですので、ここから2020年12月期の業績予想が大きくぶれる可能性は低いでしょう。
来月発表となる決算では今期業績よりも来期予想が注目されることになります。
Welbyは下記の通り、2018年12月期までは高い成長を遂げていました。
※Welby決算資料より 今期業績予想は従来の予想値(今回の下方修正は反映されていません)
前期、今期と相次ぐ下方修正により成長が停滞していますが、事業内容的には医療ITという分野で成長性があると考えています。
来期以降成長路線に戻ることができるのか注目です。
IRはこちら
従来予想から
売上高 29%減
営業利益 3.5億円減(赤字転落)
純利益 4.32億円減(赤字転落)
となる予想です。
んー、ひどいですね。笑
Welbyは前期も1月に通期予想を下方修正しています。
Welbyが上場したのは2019年ですので、上場後2期連続となる下方修正です。
なんだかなーという感じですね。
ちなみに私は今週19日にWelbyを少数ですが買い増ししています。笑
過去の下方修正がどれも決算日の3週前の月曜日に出されてたんですよね。
月曜日である18日に下方修正が出なかったので、そんなに大きく業績はぶれないのかなと思っていましたが大外れでした。笑
では、業績予想下方修正の要因を見ていきましょう。
減損及び繰延税金資産の取り崩し
Welbyは減損の計上と繰延税金資産の取り崩しを行うと発表しました。
固定資産の価値を減損することにより86百万円を特別損失として計上します。
固定資産が生み出す将来的な収益予想が減少したということですね。
また、繰延税金資産の取り崩しにより法人税等調整額として19百万円を計上します。
繰延税金資産とは簡単に言えば税金の先払いしている部分を資産として計上しているものです。
税金を先払いしている分、将来支払う税金が減ることになるため資産として計上しているのですが、今回Welbyは業績予想を赤字に下方修正しました。
赤字なので、そもそも減るはずの税金が無くなり、資産として計上する意味がないので取り崩すことになったというわけです。
これらは特別損失の計上及び法人税等調整額の計上となりますので売上高や営業利益に対する影響はありません。
ですが、Welbyは今回売上高や営業利益についても下方修正を行っています。
売上高の減少及び売上原価の増加
Welbyは以下2つのサービスを展開しています。
・疾患ソリューションサービス
製薬会社から依頼されたPHRプラットフォームサービスを開発・保守運用するサービス
・疾患ソリューションサービス
製薬会社から依頼されたPHRプラットフォームサービスを開発・保守運用するサービス
・Welbyマイカルテサービス
これらの2つのサービスの売上高がともに予想より減少する見込みです。
具体的な要因を見ていきましょう。
売上高減少の要因
疾患ソリューションサービスはコロナ禍によりスムーズに受注ができたかったことや営業活動の遅滞が要因として挙げられています。
といってもコロナ禍の影響は昨年春から出ていたと思われるので、従来の業績予想にもある程度織り込み済みではないのかな?と思いますが。
気になるのは開発の遅延ですね。
少しのずれであればわかりますが元々の売上高予想から30%以上、下回っているのは見込みが甘いとしか言えませんね。
Welbyマイカルテサービスについては順調に利用数は増えているようですが、データを利用した広告やデータ販売が営業活動の遅延により滞ったとのことです。
この結果、売上高予想を20%以上引き下げています。
両サービスとも、売上高予想が大幅に低下しているのは厳しいですね。
全体で見ると前期比では増えているのが救いでしょうか。
コロナ禍の中、売上高を伸ばしたといえば聞こえは良いですが、WelbyはPERが100倍を超えており成長期待が大きい銘柄ですので、投資家からは厳しい評価を下されそうです。
売上原価の増加
前述の売上高減少に加えて、売上原価が増加したことでWelbyの営業利益予想は大きく下方修正されました。
疾患ソリューションサービスは原価率の高い初期開発が多かったこと、開発に要する時間が長期化したことにより原価率が増加しました。
初期開発が将来の継続的な売上につながることを期待しています。
Welbyマイカルテサービスについては売上原価が固定費的な性質ということで、売上高が減少する分原価率が増加しました。
売上原価が固定費的な性質というのはプラスにもなり得ます。
将来売上高が増加していけば、粗利益率は増加するということですからね。
売上原価が増加した一方、販管費は減少しています。
来期予想がどうなるか
Welbyは12月決算企業ですので、ここから2020年12月期の業績予想が大きくぶれる可能性は低いでしょう。
来月発表となる決算では今期業績よりも来期予想が注目されることになります。
Welbyは下記の通り、2018年12月期までは高い成長を遂げていました。
※Welby決算資料より 今期業績予想は従来の予想値(今回の下方修正は反映されていません)
前期、今期と相次ぐ下方修正により成長が停滞していますが、事業内容的には医療ITという分野で成長性があると考えています。
来期以降成長路線に戻ることができるのか注目です。