みなさん、こんばんは。
経済的自由を目指す投資家の森田です。
東証が4月から東証インフラファンド指数の算出を開始しています。
今回は、東証インフラファンド指数についての紹介です。
インフラファンドの紹介記事はこちら
東証インフラファンド指数とは
東証インフラファンド指数とは東証に上場する全インフラファンドを対象とした指数です。
東証のインフラファンドは2016年に第1号の【9281】タカラレーベンインフラ投資法人が上場、現在は7銘柄が上場しています。
規模はまだまだ小さいですが、指数化されることでインフラファンドを対象としたインデックスファンドが設定されることが期待されますね。
東証インフラファンド指数の概要
東証インフラファンド指数の概要です。
構成銘柄は東証に上場するインフラファンド全銘柄となっています。
浮動株時価総額加重平均柄の指数ですので、時価総額に応じて指数が算出されます。
時価総額が大きい銘柄ほど指数に与える影響が大きいということですね。
3月27日を1,000ポイントとし、算出は4月27日から行われています。
東証インフラファンド指数の推移
算出開始から10%以上上昇しています。
現在、東証に上場しているインフラファンドは全て太陽光発電を主力としているファンドです。
太陽光発電はその性質上、収益の予想が立てやすく業績が景気に大きく左右されることもありません。
ですので、本来は値動きもそれほどないはずですが、割と動いていますね。
大統領選でクリーンエネルギーが注目されたこともあり、ESG投資銘柄として徐々に人気が出ているのでしょうか。
つづいて、現在東証に上場している7つのインフラファンドを見ていきましょう。
現在上場しているインフラファンド
現在上場しているインフラファンドは以下の7つです。
【9281】タカラレーベンインフラ投資法人
【9282】いちごグリーンインフラ投資法人
【9283】日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
【9284】カナディアンソーラーインフラ投資法人
【9285】東京インフラエネルギー投資法人
【9286】エネクスインフラ投資法人
【9287】ジャパンインフラファンド投資法人
インフラファンドの特徴は何と言ってもその配当利回りの高さと安定性です。
上記7つのインフラファンドの予想配当利回りと時価総額を確認していきます。
インフラファンドの配当利回りと時価総額
軒並み予想配当利回り(分配金利回り)は5%を超えており、6%を超えている銘柄も多いです。
太陽光発電など安定性の高い事業を行っており、そのことが高い配当利回りにつながっていますが、安定性が高い反面景気が良くなったからといって、利益が増えるわけではありません。
安定した高い利回りを得られる代わりに、株価(投資口価格)が数倍になるということは望めないということですね。
時価総額は一番大きいカナディアンソーラーインフラ投資法人でさえ300億円を少し上回る程度とまだまだ規模は小さいです。
時価総額が100億円に満たない銘柄も複数あり、全体の3割ほどをカナディアンソーラーインフラ投資法人が占めています。
時価総額が小さい点が、インフラファンドを対象としたインデックスファンドの設定の課題となりそうです。
インフラファンドのインデックスファンドはできるのか
インデックスファンドとは指数と連動することを目指すファンドのことです。
東証インフラファンド指数ができたことで、東証インフラファンド指数を連動対象とするインデックスファンドが設定されるかも知れません。
例えば【1343】NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信は東証REIT指数と連動するETFですが、これのインフラファンド版が誕生するかも知れないということです。
ただ、現状は前述の通りインフラファンドの規模が小さいためインデックスファンドを設定することは難しいのでは?と考えています。
投資信託やETFを設定したところで、インフラファンド市場全体の時価総額が小さいのでは投信やETFの成長も望めません。
また、流動性を確保するのも難しいでしょう。
こういった点からすぐに東証インフラファンド指数を対象としたインデックスファンドが設定されるのはまだ先かなと考えています。
何にせよ、指数ができたことでインデックスファンドの誕生に近づいたことは間違いありません。
インフラファンドはまだまだ規模が小さく機関投資家の売買対象外となっていると思われますが、今後規模が大きくなれば機関投資家の買いも期待できます。
そのうち太陽光発電以外のインフラファンドも出てくると思いますのでインフラファンドも多様化されるでしょうし、ESG投資への投資意欲の高まりなど今後インフラファンド市場には注目していきます。
東証インフラファンド指数とは東証に上場する全インフラファンドを対象とした指数です。
東証のインフラファンドは2016年に第1号の【9281】タカラレーベンインフラ投資法人が上場、現在は7銘柄が上場しています。
規模はまだまだ小さいですが、指数化されることでインフラファンドを対象としたインデックスファンドが設定されることが期待されますね。
東証インフラファンド指数の概要
東証インフラファンド指数の概要です。
構成銘柄は東証に上場するインフラファンド全銘柄となっています。
浮動株時価総額加重平均柄の指数ですので、時価総額に応じて指数が算出されます。
時価総額が大きい銘柄ほど指数に与える影響が大きいということですね。
3月27日を1,000ポイントとし、算出は4月27日から行われています。
東証インフラファンド指数の推移
算出開始から10%以上上昇しています。
現在、東証に上場しているインフラファンドは全て太陽光発電を主力としているファンドです。
太陽光発電はその性質上、収益の予想が立てやすく業績が景気に大きく左右されることもありません。
ですので、本来は値動きもそれほどないはずですが、割と動いていますね。
大統領選でクリーンエネルギーが注目されたこともあり、ESG投資銘柄として徐々に人気が出ているのでしょうか。
つづいて、現在東証に上場している7つのインフラファンドを見ていきましょう。
現在上場しているインフラファンド
現在上場しているインフラファンドは以下の7つです。
【9281】タカラレーベンインフラ投資法人
【9282】いちごグリーンインフラ投資法人
【9283】日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
【9284】カナディアンソーラーインフラ投資法人
【9285】東京インフラエネルギー投資法人
【9286】エネクスインフラ投資法人
【9287】ジャパンインフラファンド投資法人
インフラファンドの特徴は何と言ってもその配当利回りの高さと安定性です。
上記7つのインフラファンドの予想配当利回りと時価総額を確認していきます。
インフラファンドの配当利回りと時価総額
軒並み予想配当利回り(分配金利回り)は5%を超えており、6%を超えている銘柄も多いです。
太陽光発電など安定性の高い事業を行っており、そのことが高い配当利回りにつながっていますが、安定性が高い反面景気が良くなったからといって、利益が増えるわけではありません。
安定した高い利回りを得られる代わりに、株価(投資口価格)が数倍になるということは望めないということですね。
時価総額は一番大きいカナディアンソーラーインフラ投資法人でさえ300億円を少し上回る程度とまだまだ規模は小さいです。
時価総額が100億円に満たない銘柄も複数あり、全体の3割ほどをカナディアンソーラーインフラ投資法人が占めています。
時価総額が小さい点が、インフラファンドを対象としたインデックスファンドの設定の課題となりそうです。
インフラファンドのインデックスファンドはできるのか
インデックスファンドとは指数と連動することを目指すファンドのことです。
東証インフラファンド指数ができたことで、東証インフラファンド指数を連動対象とするインデックスファンドが設定されるかも知れません。
例えば【1343】NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信は東証REIT指数と連動するETFですが、これのインフラファンド版が誕生するかも知れないということです。
ただ、現状は前述の通りインフラファンドの規模が小さいためインデックスファンドを設定することは難しいのでは?と考えています。
投資信託やETFを設定したところで、インフラファンド市場全体の時価総額が小さいのでは投信やETFの成長も望めません。
また、流動性を確保するのも難しいでしょう。
こういった点からすぐに東証インフラファンド指数を対象としたインデックスファンドが設定されるのはまだ先かなと考えています。
何にせよ、指数ができたことでインデックスファンドの誕生に近づいたことは間違いありません。
インフラファンドはまだまだ規模が小さく機関投資家の売買対象外となっていると思われますが、今後規模が大きくなれば機関投資家の買いも期待できます。
そのうち太陽光発電以外のインフラファンドも出てくると思いますのでインフラファンドも多様化されるでしょうし、ESG投資への投資意欲の高まりなど今後インフラファンド市場には注目していきます。