
みなさん、こんばんは。
経済的自由を目指す投資家の森田です。
【3697】SHIFTが10月22日に新株式発行と株式売出しを発表しています。
約4%の希薄化が発生することになり、発表以降株価は下落基調です。
SHIFT 新株式発行と株式売出しを発表
SHIFTは10月22日に新株式発行(増資)と株式売出しを発表しました。
新株式の発行株数は700,000株です。
株式売出しの株式数は530,000株となっています。
新株式の発行により約4%の希薄化が発生します。
約4%の株式希薄化

増資には株式の希薄化というデメリットがあります。
増資により株式総数が増加するため1株当たりの価値が減少するのです。
具体的には、EPS(1株当たり利益)が低下します。
EPSは純利益÷発行済株式総数という計算式で求めますので、株式総数が増加すると必然的にEPS
も低下することになるのです。
SHIFTの場合、約4%の希薄化が発生することになります。
SHIFTの発行済株式総数は16,940,500株
増資後は700,000株増加しますので
増資後の発行済株式総数17,640,500株
700,000株÷16,940,500株=約4%の希薄化となる計算です。
SHIFTは新株式発行と併せて、株式の売出しも発表しています。
社長による53万株の株式売出し

SHIFTは53万株の株式売出しを行うと発表しています。
売出人は代表取締役社長である丹下氏です。
経営陣が大量に株を売り出すというのは印象は良くないですね。
増資・株式売出しの発表後、SHIFTの株価は大幅に下落していますが、このあたりのことも嫌気されているのかも知れません。
株価は発表後大幅に下落

SHIFTの10月22日の終値は16,090円でした。
本日10月26日の終値は13,450円となっており、株価は増資・株式売出しの発表以降16%超の大幅下落となっています。
希薄化や需給の悪化などが嫌気されたのでしょう。
SHIFTは高成長株ということで人気化しており、株価が大きく上昇していたということも大幅下落となった一因かも知れませんね。
SHIFTの株価は調整局面となっていますが、増資事態が必ずしも悪材料となるわけではありません。
増資により得た資金を有効活用して、更なる成長が達成できれば長期的にはプラスになるからです。
つづいて、資金調達の目的を見ていきましょう。
増資の目的

今回の増資の理由は
・機動的なM&Aに向けた財務強化と資金余力の確保
・株式流動性の向上及び機関投資家層の更なる拡大
です。
内容的には成長を期待させますね。
SHIFTはM&Aを積極的に行っており、事業を急拡大させています。

このように、M&Aにより影響もあり売上高は毎四半期ごとに成長しており、過去実績の成長性は極めて高いです。
中期成長戦略「SHIFT1000」では売上高1,000億円を目指すとしており、更なる成長のために今後も積極的にM&Aを行うつもりなのでしょう。
そのためには財務基盤の強化と豊富な手元資金が必要となり、そこで今回の増資へとつながるわけですね。
大部分が借入金の返済なのは気になるところですが・・・。
SHIFTが今後も高成長をつづけることができるのか。
この増資が鍵となるかも知れませんね。
今後もSHIFTには注目していきます。



SHIFTは10月22日に新株式発行(増資)と株式売出しを発表しました。
新株式の発行株数は700,000株です。
株式売出しの株式数は530,000株となっています。
新株式の発行により約4%の希薄化が発生します。
約4%の株式希薄化

増資には株式の希薄化というデメリットがあります。
増資により株式総数が増加するため1株当たりの価値が減少するのです。
具体的には、EPS(1株当たり利益)が低下します。
EPSは純利益÷発行済株式総数という計算式で求めますので、株式総数が増加すると必然的にEPS
も低下することになるのです。
SHIFTの場合、約4%の希薄化が発生することになります。
SHIFTの発行済株式総数は16,940,500株
増資後は700,000株増加しますので
増資後の発行済株式総数17,640,500株
700,000株÷16,940,500株=約4%の希薄化となる計算です。
SHIFTは新株式発行と併せて、株式の売出しも発表しています。
社長による53万株の株式売出し

SHIFTは53万株の株式売出しを行うと発表しています。
売出人は代表取締役社長である丹下氏です。
経営陣が大量に株を売り出すというのは印象は良くないですね。
増資・株式売出しの発表後、SHIFTの株価は大幅に下落していますが、このあたりのことも嫌気されているのかも知れません。
株価は発表後大幅に下落

SHIFTの10月22日の終値は16,090円でした。
本日10月26日の終値は13,450円となっており、株価は増資・株式売出しの発表以降16%超の大幅下落となっています。
希薄化や需給の悪化などが嫌気されたのでしょう。
SHIFTは高成長株ということで人気化しており、株価が大きく上昇していたということも大幅下落となった一因かも知れませんね。
SHIFTの株価は調整局面となっていますが、増資事態が必ずしも悪材料となるわけではありません。
増資により得た資金を有効活用して、更なる成長が達成できれば長期的にはプラスになるからです。
つづいて、資金調達の目的を見ていきましょう。
増資の目的

今回の増資の理由は
・機動的なM&Aに向けた財務強化と資金余力の確保
・株式流動性の向上及び機関投資家層の更なる拡大
です。
内容的には成長を期待させますね。
SHIFTはM&Aを積極的に行っており、事業を急拡大させています。

このように、M&Aにより影響もあり売上高は毎四半期ごとに成長しており、過去実績の成長性は極めて高いです。
中期成長戦略「SHIFT1000」では売上高1,000億円を目指すとしており、更なる成長のために今後も積極的にM&Aを行うつもりなのでしょう。
そのためには財務基盤の強化と豊富な手元資金が必要となり、そこで今回の増資へとつながるわけですね。
大部分が借入金の返済なのは気になるところですが・・・。
SHIFTが今後も高成長をつづけることができるのか。
この増資が鍵となるかも知れませんね。
今後もSHIFTには注目していきます。


