みなさん、こんばんは。
経済的自由を目指す投資家の森田です。
【9434】ソフトバンクが株式の売出し(PO)を発表しました。
1兆円を超える大規模な株式の売出しとなる予定です。
ソフトバンク 1兆円超規模の株式売出し
ソフトバンクが1兆円を超える規模の株式の売出しを発表しました。
ソフトバンクは携帯電話大手の通信会社であり、ソフトバンクグループの子会社でもあります。
売出人はソフトバンクグループの100%子会社であるソフトバンクグループジャパンです。
売出株式数は927,490,200株となっています。
規模は大きいですね。
また、オーバーアロットメントによる売出も100,571,200株予定されており、オーバーアロットメントによる売出も全て実施されれば総売出株数は10億株を超えます。
売出価格はまだ未定ですが、ソフトバンクの株価はここ数カ月1,300円~1,500円前後で推移していますので、売出総額は1兆円を超えてくるでしょう。
そもそも株式の売出しとは何なのでしょうか?
つづいて株式の売出し(PO)について簡単に説明します。
株式の売出し(PO)とは
株式の売出しとは、不特定多数の投資家に対して発行済みの株式を売り出すことを言います。
IPOとの大きな違いは、新株の発行が行われないという点です。
よって、「株式の希薄化」は発生しません。
ただし、大量の株式が売出される場合は需給の悪化に注意が必要です。
今回のソフトバンクの株式売出しの規模は大きいので、需給悪化懸念がありますね。
大量の株式を売出しますので、ソフトバンクグループジャパンの保有割合は大きく低下する予定です。
株式売出(PO)による株式所有割合の変化
ソフトバンクグループジャパンのソフトバンク株式の所有比率は今回のPOにより大幅に低下します。
株式売出しにより所有割合は62.1%から40.4%まで低下する予定です。
21.7%もの株式が売出されることになります。
ソフトバンクグループは今回の売出し後は追加売出しをせずに保有を継続する方針です。
ソフトバンクグループは今後、追加売出しはしない方針
今回ソフトバンクグループは子会社のソフトバンクグループジャパンを通じて1兆円超のソフトバンク株式を売却しますが、今後追加で売出しは行わない方針です。
この一文があるかどうかで、今後の投資家の意識が変わっていますので追加売出をしない方針と明記されたのは株価にとってはプラスでしょう。
ソフトバンクグループは、以前から保有資産の売却、現金化を進めています。
3月に発表した4.5兆円プログラムは既に4.3兆円が資金化されており、今回のソフトバンク株の売出しを含めれば4.5兆円を大きく超える規模となる予定です。
新型コロナウイルスの感染拡大第2波、第3波が発生する可能性もあり、不透明な状況に対応するためとしています。
ソフトバンクグループの投資会社としての手腕が問われる局面となりそうですね。
今後もソフトバンクグループの動向には注目していきたいと思います。
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ソフトバンクが1兆円を超える規模の株式の売出しを発表しました。
ソフトバンクは携帯電話大手の通信会社であり、ソフトバンクグループの子会社でもあります。
売出人はソフトバンクグループの100%子会社であるソフトバンクグループジャパンです。
売出株式数は927,490,200株となっています。
規模は大きいですね。
また、オーバーアロットメントによる売出も100,571,200株予定されており、オーバーアロットメントによる売出も全て実施されれば総売出株数は10億株を超えます。
売出価格はまだ未定ですが、ソフトバンクの株価はここ数カ月1,300円~1,500円前後で推移していますので、売出総額は1兆円を超えてくるでしょう。
そもそも株式の売出しとは何なのでしょうか?
つづいて株式の売出し(PO)について簡単に説明します。
株式の売出し(PO)とは
株式の売出しとは、不特定多数の投資家に対して発行済みの株式を売り出すことを言います。
IPOとの大きな違いは、新株の発行が行われないという点です。
よって、「株式の希薄化」は発生しません。
ただし、大量の株式が売出される場合は需給の悪化に注意が必要です。
今回のソフトバンクの株式売出しの規模は大きいので、需給悪化懸念がありますね。
大量の株式を売出しますので、ソフトバンクグループジャパンの保有割合は大きく低下する予定です。
株式売出(PO)による株式所有割合の変化
ソフトバンクグループジャパンのソフトバンク株式の所有比率は今回のPOにより大幅に低下します。
株式売出しにより所有割合は62.1%から40.4%まで低下する予定です。
21.7%もの株式が売出されることになります。
ソフトバンクグループは今回の売出し後は追加売出しをせずに保有を継続する方針です。
ソフトバンクグループは今後、追加売出しはしない方針
今回ソフトバンクグループは子会社のソフトバンクグループジャパンを通じて1兆円超のソフトバンク株式を売却しますが、今後追加で売出しは行わない方針です。
この一文があるかどうかで、今後の投資家の意識が変わっていますので追加売出をしない方針と明記されたのは株価にとってはプラスでしょう。
ソフトバンクグループは、以前から保有資産の売却、現金化を進めています。
3月に発表した4.5兆円プログラムは既に4.3兆円が資金化されており、今回のソフトバンク株の売出しを含めれば4.5兆円を大きく超える規模となる予定です。
新型コロナウイルスの感染拡大第2波、第3波が発生する可能性もあり、不透明な状況に対応するためとしています。
ソフトバンクグループの投資会社としての手腕が問われる局面となりそうですね。
今後もソフトバンクグループの動向には注目していきたいと思います。
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