無題


みなさん、こんばんは。

ユニクロを展開しているファーストリテイリングが決算を発表しました。

大幅減収減益決算と同時に業績予想を下方修正しました。
ファーストリテイリング第3四半期決算は大幅減収減益


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ファーストリテイリングの第3四半期決算は大幅な減収減益となりました。

売上高は15.2%減
営業利益は46.6%減
純利益は42.9%減

です。

コロナ禍の影響で減収減益決算となることは、予想されていましたが決算発表と同時に業績予想の下方修正も発表しています。

今期3度目の下方修正を発表

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ファーストリテイリングの下方修正は1月、4月に続き今期3度目です。

それだけコロナ禍の影響が大きいということでしょうか。

4月の下方修正の理由はコロナ禍によるものでしたが、その時点では緊急事態宣言の影響を織り込んでいなかったとのことです。

先日決算を発表したニトリの決算がコロナ禍の中好決算となったので、ファーストリテイリングはどうかと思っていましたがこちらは厳しい決算発表となりました。

ただ、EC販売は伸びているようです。

Eコマースは順調

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国内ユニクロ事業のEコマース売上高は47.7%の増収と好調です。

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その他、海外事業やジーユー事業でもEコマースは増収となっており今後はこちらを伸ばしていくことになるでしょう。

実店舗が休業となったことなどが大きく響き、第3四半期単独では赤字決算となっています。

第3四半期単独では赤字決算、下半期も赤字予想

前回決算である中間決算時には営業利益は1,367億円、今回の決算発表では営業利益は1,323億円となっていますので、第3四半期単独では営業利益ベースでは40億円ほどの赤字です。

今回の下方修正により通期業績予想は営業利益は1,300億円、純利益850億円となっていますので第4四半期も単独では赤字決算予想であり、下半期は赤字予想となります。

一方で、ユニクロの6月の国内既存店売上高は前年比増加したと発表しました。

ユニクロの既存店売上高は4カ月ぶりに前年比プラスに

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ユニクロの6月の国内既存店売上高は前年比26.2%増加となりました。

前年比で4カ月ぶりのプラスです。

これがファーストリテイリングの業績回復のきっかけとなるかどうかに投資家の注目が集まることになりそうですね。

明日のファーストリテイリングの株価は、下方修正という悪材料と月次売上の増加というプラス材料のせめぎ合いとなりそうです。

ファーストリテイリングは日経平均株価に対する影響も大きいので注目していきます。
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