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みなさん、こんばんは。

5月が終わりますね。
6月のボーナスが例年通り支給されるのかどきどきしている森田です。

5月28日に日産自動車が決算を発表しました。

純利益は6,712億円の赤字と大幅な赤字決算です。

日産 2020年3月期は赤字転落

日産の2020年3月決算は大幅赤字決算となりました。


無題

純利益は6,712億円の赤字です。

日産は、もともと4月時点でコロナウイルスの影響で赤字となる見通しを公表していましたが、この予想を大きく下回る結果となりました。

純利益は4月28日の業績予想を大きく下回る

日産は4月28日時点で従来予想から営業利益が1,200億円~1,300億円、純利益が1,500億円~1,600億円悪化する見通しを発表しています。

無題

従来の業績予想値は営業利益850億円、純利益650億円でした。

ですので、営業利益については350億円~450億円の赤字、純利益は850億円~950億円の赤字に転落する見通しとなります。

昨日の本決算発表は
営業赤字 404億円
純損失 6,712億円
となりましたので、営業利益については事前の見通し通りの決算となりましたが、純利益については4月28日に公表した業績悪化の見通しを大幅に下回る数字となりました。

ここまで純利益が悪化したのは、特別損失の計上があったためです。

5,000億円超の特損を計上

日産はコロナウイルスの影響による将来の生産台数の減少を反映させ、固定資産の減損を計上しました。
減損額は5,220億円です。

無題


多額の減損を計上した結果、事前の見通しより純利益は大幅に悪化する結果となりました。

巨額の赤字となった結果、自己資本比率も23.9%まで悪化しています。
トヨタの自己資本比率は38.1%ですので、同業他社と比べても見劣りしますね。

今期の業績見通しは未定です。

今期業績は未定 引き続き厳しい状況か

日産は今期業績見通しを未定としています。
コロナウイルスの影響により業績予想の算定が困難であるためです。

一方で、トヨタはこの状況の中でも営業利益5,000億円という黒字予想を出しており対照的ですね。

今後、日本の自動車業界を引っ張るトヨタと日産がどうなっていくのか注目です。

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