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みなさん、こんばんは。

ふと、カレンダーを見ていたのですが6月は祝日がなく、次の祝日まで2ヶ月ほどあるんですね。
何というか、気力が無くなります。笑

あ~、私は、やっぱり休むが好きな人間なんだなと心底思いました。

さて、5月24日の日曜日にいちごが2020年2月期の株主総会を開催しました。


【2337】いちご 2020年2月期株主総会

いちごの株主総会は毎年5月下旬に開催されます。
今年の株主総会はコロナウイルスの影響で、開催をずらすことも十分あり得るかと思っていましたが、日程については例年通りの株主総会の開催となりましたね。

ただ、コロナウイルス対策で株主総会当日の来場は見合わせるようにというお願いを事前に株主にしており、小規模な株主総会の開催となりました。
私も株主総会への参加はしていません。

株主総会の様子については動画配信されています。
【2337】いちご2020年2月期株主総会動画はこちら

では、株主総会について内容を見ていきましょう。

議案の議決 取締役の選任は全員承認

どの株主総会でも同様ですが取締役の選任について議決がありました。
滞りなく全員承認ですね。

いちごに限らずよっぽどのことが無い限り、取締役選任は議案通りとなります。
ただ、たまにファンドが大株主になっている場合などはもめるときがありますね。
会社側としては対応に困るところでしょうが、部外者としてはわくわくします。笑

議決権の行使結果です。
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取締役全員90%以上の賛成率となっていますね。

社長の賛成率が若干低いですが、株価が低迷している影響でしょうか。
昨年の株主総会でも社長は他の取締役に比べて少し賛成率が低かったような気がします。

では、事業報告などについて見ていきましょう。

株主還元(自社株買い、配当、株主優待)について

配当

いちごは累進的配当政策を行っています。
累進的配当政策とは原則減配しないという配当政策です。

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2020年2月期は、コロナウイルスの影響でホテルや商業施設の物件の評価額を下げて、特損を計上しており純利益は半減近い大幅減益となりました。

しかし、配当については当初予想を維持しています。

今期配当については未定としていますが、株主総会では「累進的配当政策」を止めたわけではないと強調していました。

今期配当が未定となっているのは、あくまでもコロナウイルスの影響が現時点では読めないからということのようです。
第2波、第3波があるかも知れず、そのことを考えて未定としているようですね。

ですので、しっかりと利益を確保できれば配当についても減配はないと考えています。
いちごの決算発表から既に一月以上が経過しており、緊急事態宣言が解除されるなど状況は好転しています。
このまま状況が悪化しなければ、配当は維持されるのではないでしょうか。

ただ、場合によっては自社株買いを優先することはあるかも知れないなと思っています。
株価が低いので配当より自社株買いを行った方がメリットが大きいということですね。

といっても、累進的配当政策と銘打っているわけですからそれをあっさり反故にしてしまうのもどうかな?と思いますが。
難しい判断になると思いますが、いちごがどう株主還元を行っていくのか楽しみですね。

自社株買い

自社株買いについてはいちごは「機動的な自社株買い」を行っていくと経営計画で発表しています。
実際、ここ数期は毎期自社株買いを実施していますね。

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30億円規模の自社株買いを継続的に行っています。
今期も現在の株価水準であれば自社株買いを行うでしょう。

ただ、株主としては今年の3月後半に株価が200円台前半になった時に自社株買いをしてほしかったですね。
機動的な自社株買いを表明しているので、あのタイミングで自社株買いをすると期待していました。

株主総会でも同様の質問がされていました。

答えは、自社株を買いたいのだが、コロナウイルスの感染拡大第2波、第3波があるかも知れない状況では、自社株買いに資金を費やすことはリスクを高めてしまうというものでした。


早期の特損計上といい、いちごはリスク軽減を徹底して行うようですね。
リーマンショック時の会社が傾いた経験がそうされるのでしょうか。

何にせよ、自社株買いには期待です。
ちなみに私は配当より自社株買い波ですね。

株主優待

いちごは株主優待を実施しています。
株主優待の内容はJリーグのチケットが抽選方式で当たるというものです。

いちごはJリーグのトップパートナーになっており、株主優待はこのからみですね。

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いちご傘下のREITも同じ株主(投資主)優待を実施しており、いちごグループの合同優待となっています。

私は株主優待という制度自体あまり好ましく思っていませんが、いちごのこの株主優待を実施することでJリーグとの連携が強化されスタジアムなどの物件改修などにいちごの本業が生かせることを楽しみにしています。

業績について

いちごの2020年2月期業績は営業利益は過去最高となりましたが、特損計上により純利益は大幅減益となりました。

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前述のとおり、ホテルや商業施設について簿価を切り下げて、減損したためです。

これにより、純利益が大幅に低下しましたが、バランスシートの将来的なリスクは軽減されました。

今期予想については営業利益も含めて大幅な減益となる予想です。

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レンジ予想での開示となっています。

かなり保守的に見積もっているということでした。

キャロン会長は予想レンジから外れるとした上振れとなるだろうとコメントしており自信があるようでしたね。
ぜひ上振れしてほしいものです。

さて、長くなりましたので、続きは後日紹介します。


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