
みなさん、こんばんは。
妻のNISA口座とこどものジュニアNISA口座でレバレッジをかけて積極的に投資している個人投資家の森田です。
各ポートフォリオはコロナショックによりそれなりにダメージを受けています。
とても悲しいです。笑
ただ、投資を長年継続していればこの程度の下落もままあることですので、資産が一時的に減っても投資を継続していきますよ。
下落相場を経験するほど下落耐性がついていきます。
人間は慣れるいきものですからね。
この経験をどうこどもに伝えるかが最近の私の課題です。
暴落時に混乱したまま保有株を売却したり、熱くなって無理な信用取引で取り戻そうとしたり生活資金まで投資したりしないように、しっかりと投資について伝えていこうと思います。
私は投資の世界は退場さえしなければ長期的には人生を豊かにすると考えています。
子どもたちには相場との距離感の取り方をしっかりと学んでほしいですね。
さて、今回はレバレッジETFであるSPXLについてです。
コロナショックによるSPXLの値動き
SPXLはS&P500指数の3倍の値動きとなるETFです。
SPXLはコロナショックにより直近高値75ドル程度から安値17.5ドルまで下落しました。
下落率は76.6%です。
株価が4分の1以下になってしまいました。
さすが3倍レバレッジETFですね。
ではその間のS&P500指数の値動きはどうだったのでしょうか?
S&P500の値動き
S&P500はコロナショックにより直近高値3,380ドル程度から安値2,240ドル程度まで下落しました。
下落率は約34%です。
当然、SPXLに比べて下落は小幅ですね。
ですが、どうでしょう?
SPXLは3倍レバレッジETFです。
S&P500が34%下落したのであればSPXLはほとんど価値が無くなっていそうなもんですよね。
ですが、SPXLの下落率は76%となっています。
これはレバレッジETFであるSPXLの性質上、一方方向の相場には強いからです。
SPXLはトレンド相場に強い
SPXLはS&P500の3倍の値動きをします。
3倍となるのはあくまでも1日の値動きに対してです。
(手数料などを除外しています)
ですので、S&P500が20%の下落が2日続いた場合株価は36%下落します。
(100-100×0.8×0.8)
一方でSPXLの下落率は84%です。
(100-100×0.4×0.4)
逆に20%の上昇が2日続いた場合はS&P500は44%の上昇に対してSPXLは156%の上昇となります。
このように上昇相場においてはSPXLはS&P500指数の3倍より大きく上昇し、下落相場においてはS&P500指数の3倍より下落幅が小さくなるという特徴があります。
今回のコロナショックでもS&P500が36%の下落SPXLは84%の下落ですので、S&P500の下落幅の3倍より小さくなっていますね。
一方でボックス相場ではSPXLのようなレバレッジETFは弱いです。
SPXLはボックス相場に弱い
S&P500が10%の下落をした後、10%の上昇をした場合、元の株価に比べて1%の下落となります。
(100×0.9×1.1)
一方でSPXLの株価は9%下落することになります。
(100×0.7×1.3)
上昇と下落を繰り返し、株価が停滞した状態の相場にSPXLのようなレバレッジETFは弱いのです。
SPXLのようなレバレッジETFに投資する場合はこの特徴をよく理解しておく必要があります。
レバレッジETFはボックス相場で減価するという点はよく言われますが、トレンド相場ではレバレッジ比率に比べて、上昇はより大きく下落は小さくなるという点も知っておきましょう。
歴史的にはS&P500は右肩上がり

上記はS&P500のチャートです。
見ての通り、度々下落していますが長期的には右肩上がりに上昇しています。
よって、SPXLもリスクは大変高いですが長期的には大きなリターンをもたらしてくれると考えています。
ですが、短期的には価値がほとんどなくなる可能性もあるので、しっかりと分散投資を行いポートフォリオを機能させながら投資していくことが重要です。
またSPXLはアメリカ株式100%ですので、リスクを抑えるためにも他国への投資も行っています。
自分に適したバランスを取りながら投資を続けていきたいですね。

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