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みなさん、こんばんは。
暇つぶしは図書館で借りた四季報を読むこと。
個人投資家の森田です。

以前に銘柄紹介しました 
【6027】弁護士ドットコムがストップ安の大幅下落となっています。
今回は弁護士ドットコムが暴落した原因について見ていきます。

銘柄紹介記事はこちら





【6027】弁護士ドットコム

弁護士ドットコムは社名と同じサイトを運営しています。
インターネット上で法律相談や弁護士紹介を行えるサイトを運営する企業です。

弁護士に相談するというのは一般人にとってかなりハードルが高いですが、
サイト上で法律相談を行うことができ、
必要によってはそのまま弁護士を紹介してもらえる点が弁護士ドットコムの強みとなっています。

過去業績は右肩上がりとなっています。

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ですが、先日発表された決算が減益となり、本日株価は大幅下落となりました。

 第3四半期決算が30%超の大幅減益

1月27日に発表した第3四半期決算は、
前期比で営業利益がマイナス35.2%
純利益がマイナス34.4%
の大幅減益となりました。

第2四半期決算時点では増益を維持していましたので、
今回の第3四半期決算での失望売りが大きなものとなりました。

これほどの下落となったのは、弁護士ドットコムは成長企業としての期待が大きかったためです。

弁護士ドットコムは成長期待の高PER銘柄

成長銘柄は将来大幅に利益が成長すると見なされ、
現在の利益水準では妥当とは思えない水準まで株が買われることが多々あります。

弁護士ドットコムもそういった成長期待の高PER銘柄です。

大幅下落となった今日の終値時点でもPERは約300倍となっています。
一般的な銘柄では考えられないPERの高さですが、
例えば利益が5年で10倍になるのであれば5年後の利益と比較すれば
PERは30倍ですので、そこまで割高でもありません。

こういったように成長株は将来の成長期待による株価形成の影響が大きく、
たとえ業績が順調であっても成長が鈍化したと判断されれば、
株価は下落することがあります。

弁護士ドットコムも減益決算により成長不安が株価暴落の原因です。


売上高は順調に成長

利益は減少していますが、売上高はしっかりと増加しています。
前期比33.6%の増加です。

売上高は順調に成長していますね。

減益は広告宣伝費が原因

減益となった大きな要因は広告宣伝費の増加です。
弁護士ドットコムはクラウドサインという、
契約を電子上で締結、管理できる新サービスを展開しています。

このクラウドサインの知名度向上をはかるためにテレビCMを実施しました。
CMの実施に伴い広告宣伝費が倍以上になっています。
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これにより第3四半期単体では赤字となりました。

第4四半期はCMを実施しないため黒字になる予定とのことです。
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多額の広告宣伝費が利益に結び付くかが今後の最重要点

減益となった点については会社側の説明で納得はできるものでした。
問題は将来の利益に繋がるかどうかです。

現時点ではクラウドサインの導入企業は順調に増加しており、順調なように見えます。

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先行投資を積極的に行い利益成長より売上成長、シェア獲得を優先していますので、
今後利益が出始める時期や利益率が重要な点です。

どちらにしろ今回の暴落により短期的には株価が乱高下しそうですので、
しばらくは様子見ですね。

個人的には株価水準も成長を加味しても高すぎるかな?と思います。
といいつつ、前回弁護士ドットコムを紹介した時から株価は2倍以上になっていますが 笑



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