
いちごが太陽光発電所2ヶ所の発電開始を発表しました。
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いちごのクリーンエネルギー事業
いちごは現在太陽光発電をメインとするクリーンエネルギー事業を展開しています。
クリーンエネルギー事業の利益は全体の5%程度であり、
まだまだ事業全体で見れば小規模です。
ただ、クリーンエネルギー事業は収益の安定性が非常に高く、
安定した利益をもたらしてくれます。
また、発電所は都市部以外に建てられることが多く、
都心の建物と違い建物に対して土地代がかなり低くなります。
その性質上、減価償却費の恩恵が大きく豊富なキャッシュを生み出す事業です。
いちごのクリーンエネルギー事業も黒字化後は、安定した収益を生んでいます。
新規発電所稼働により累計134.59MWに
今回2ヶ所の発電所が稼働となりましたが、
いちごみなかみ新巻ECO 発電所はいちごの発電所としては2番目の大きさを誇る発電所です。
これで累計は134.59MWとなりました。
現在確定しているだけで、185MW程度までは増える見込みです。
太陽光発電だけでなく、風力発電所の開発も行っています。
また、バイオマス発電についても検討しているとのことです。
クリーンエネルギー事業の不安材料
クリーンエネルギー事業の最大のリスクはFITの終了です。
FIT=再生可能エネルギーの固定買取制度は、
国が再生可能エネルギーを普及させる目的で導入しました。
文字通り、1kwh当たり固定金額で発電した電気を買いとるという制度です。
FIT制度によりクリーンエネルギー事業の収益は大変安定性が高くなっていました。
ですが現在、新規案件についてはFIT終了を政府が検討しています。
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FITが終了となっても、既存案件については影響を受けませんが、
今後の拡大については確実にマイナスとなるでしょう。
クリーンエネルギー事業の今後についていちごがどう対応していくのかは、
今後もチェックしていきます。
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