無題

皆さんこんばんは。
FPの森田です。

早期退職、アーリーリタイアを検討している方であれば、
退職金の試算したことがある方も多いのではないでしょうか?

かく言う私も年度毎の退職金の試算を行う、空想リタイアマンです。笑

早期リタイアした場合の退職金は、当然定年退職の場合に比べ少額となります。
あと3年勤めれば退職金が○○○万円違うとなると、今リタイアすると損な気がしますよね。

ですが、資産運用を前提とした場合実質的な差はどの程度あるのでしょうか?
今回は、早期退職により退職金を資産運用した場合、
定年退職の退職金とどの程度差があるのか紹介します。




定年退職の退職金2,000万円 来年3月退職の退職金300万円

想定は私の実際の状況に極めて近い金額で行います。
厚生労働者の調査によると定年退職時の退職金相場は2,000万円程度とのことですが、
私の職場もほとんど同じですね。

ただ、私が60歳になった時どうかはわからないですが 笑
少なくとも増えるより減る可能性の方が高そうです。

さて、来年の3月に退職する場合の退職金はおよそ300万円と試算しました。
この300万円を複利運用したとして、定年退職金と比べてみます。

早期退職金運用と定年退職金の比較


無題

利回り5%で計算した場合は20年で約800万円、30年でも約1,300万円と
定年時の退職金2,000万円にはかなり差があります。

ですが、利回り7%では30年運用で2,000万円を超え、
利回り10%の場合は20年運用でも2,000万円を超える結果となりました。

どうでしょうか?
運用を前提とすれば、意外と定年時の退職金と差がないと思いませんか?

ですので、
定年まで働かないと退職金で損をするという考えは正しいとは言えません。

むしろ、場合によっては早期退職して退職金を運用した方が、
退職年齢時の資産額は大きくなるかも知れません。

時間の価値

前述の退職金計算のように、
お金は貰える時期によって大きく価値が変わります。

時間という価値が関わってくるからです。
金額が同じであれば、早ければ早く貰えるほど価値は上がります。

金額の差によっては、額面としては数十年後に貰う金額の方が大きくとも
今少額でもらった方が得する場合もあります。

「今貰える10,000円と1年後に貰える10,000円は同じ価値でしょうか?」
というやつですね。

お金だけに限らず、時間というものをもっと大切にしたいものです。


余談

本日、ヤフーファイナンスが天皇誕生日の祝日扱いになっていました。
ころっと騙されてしまいました 笑


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