皆さんこんばんは。
FPの森田です。

先日、NISAの新制度が議論されていると記事にしました。
その際ジュニアNISAについても少し触れましたが、
今回改めてジュニアNISAについて記事にします。

ジュニアNISAは2023年で終了予定

税制改正でNISA制度について議論がされています。
NISAは新NISAとつみたてNISAの2種類になりそうです。 

ジュニアNISAについては、予定通り2023年で終了する見込みとのこと。
口座開設数が伸びていないことが、ジュニアNISAが延長とならない理由のようですね。

個人的には子どもの教育資金として学資保険に入るくらいなら、
ジュニアNISAを利用した方が良いと考えています。


学資保険よりジュニアNISAをおすすめする理由

現在、学資保険の返戻率は高いものでも107%程度です。
保険期間は15年~20年程度ですので、年利回りを計算すると0.5%を下回ります。
しかも、途中解約した場合はほとんどの場合、元本割れが発生するのです。

途中解約による元本割れのリスクの割りに利回りが低いといわざるを得ません。
このような学資保険であれば会社の財形貯蓄の方が条件が良いという場合もあるでしょう。
一度確認してみてください。

学資保険には契約者が死亡した場合などはその後払込が免除になるなどの保障があります。
ですが、そういった万が一の保障が必要であれば、
シンプルな掛け捨ての死亡保険に入るべきです。

学資保険の利回りは定期預金よりは高いので、
投資を行うのは不安で、途中解約は絶対無いと言い切れるのであれば
学資保険しても問題は無いでしょう。

ただ、保険会社も保険契約者からの掛金を運用(投資)して利益を得て、
そこから経費を引いて保険金を支払っているということは知っておきましょう。


ジュニアNISAは2023年で終了だが20歳までは非課税運用できる

ジュニアNISAは2023年で終了予定です。
そして、ジュニアNISAの非課税運用期間は5年間ですので、
2023年の5年後2037年に非課税運用は完全に終了するものと一見思いがちですが、
20歳までは非課税で運用できます。


無題
参考 金融庁HP

つまり、2023年までにジュニアNISAで運用を開始した金融商品については、
2023年以降も子どもが20歳になるまでは引き続き非課税で運用できるということです。

ジュニアNISAは18歳まで引き出しができないというデメリットがあります。
ですが、高額の教育費が予想される大学入学以降には引き出しができますので、
高校卒業後以降の教育費に充てるのであればジュニアNISAを利用するメリットが大きいです。

ジュニアNISAでは最大80万円×5年間=400万円の投資枠があります。
20歳まで非課税運用できるということは、
400万円を15年間(20年―5年)非課税で運用できるということですので、
このメリットはとても大きいです。

ぜひ、ジュニアNISAの活用について検討してみてください!


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