いちご(株)が機関投資家向け決算説明会のQ&Aを公表しています。
2337いちご第2四半期決算グローバルカンファレンスコール Q&A サマリーはこちら

機関投資家はどのような質問をいちご経営陣にぶつけたのでしょうか?

早速内容を確認していきましょう。
日本の不動産市場への海外投資家の動向は?

特定の地域からではなく世界中から資金が流入している。
世界的な金利の低下により、
安定していて、かつ利回りが高い日本の不動産は魅力的。

いちごの保有する大型物件 トレードピアお台場の今後は?


※トレードピアお台場は300億円という大型の物件です。
いちごは中小型物件を主に扱っていますので、
トレードピアお台場のような大型物件でも、
いちごの不動産価値向上ノウハウが通用するのか注目されています。

以下いちご側の回答です。

トレードピアお台場の心築は順調。
既に大きな含み益を有する物件となっており、
売却による大幅な利益を得ることも
保有により安定した賃貸収入を得ることも可能。

大型物件でありどちらにするかは重要な決断となる。

グリーンボンド発行について

※グリーンボンドとは資金の使途を環境改善事業に限定した債券です。
グリーンボンド発行については以前記事にしています。
グリーンボンド発行に関する記事はこちら

以下、いちご側の回答。

税制面でのメリットは特にないが、利率は10年物で0.7%。

※上記記事でも利率は1%を切っているのではとお伝えしましたが、
1%を大きく下回る0.7%のようですね。

保有のレジデンシャルが増えているが?

いちごオーナーズ向けの物件である。

※んー、この質問は何でしょう?笑
いちごの決算説明会に出ているのであれば、
レジが増えているのはいちごオーナーズによるものだとわかりそうなものですが。

自社株買いの延長について

第1四半期決算と同時に自社株買いを発表したが、
株価の急騰により自社株買いの上限価格を超えたため、
自社株買いがあまりできていない。

延長は自社株買いの上限価格を再設定して、
当初予定していた自社株買いをしっかり行うもの。

※第1四半期決算後は確かに株価が急上昇しましたので、
自社株買いができていませんでした。
9月末時点で自社株買い枠30億円のうち7億円強しか取得できていませんので、
今後20億円規模の自社株買いが期待できそうです。

いちごに今後も期待

トレードピアお台場のような大型物件もしっかりといちごの心築技術が通用していますので、
今後、100億円超の大型物件も期待ですね。

また、自社株買いは株価にプラス材料となりますので、
業績上昇と共に株価の上昇も期待していきます!


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