無題

10月10日に2337いちご(株)が第2四半期決算を発表しました。
今回はいちごの決算に関する記事です。

以前の記事で簡単にはふれましたが、
いちごの第2四半期は前期比で大幅な増収増益となりました。

以前の記事はこちら

業績は順調ですが株価は大幅に下落しましたので、
以前の記事で書いたとおり買い増しを実施しています。

さて、今回は株取引についてではなく決算内容を確認していきます。

いちご(株)第2四半期決算 業績は順調

無題

営業利益、経常利益、純利益全て前期比50%超の増加となっています。
順調ですね。

通期予想の進捗率も順調に推移しています。
決算短信はこちら


今期はIT事業などの新規事業への先行投資がかさむ中でのこの業績ですので、
まずまずといったところでしょうか。

つづいて、トピックスをいくつか紹介します。

今期の物件取得状況

物件取得は今期600億円程度が既に見えているとのことです。
前期、前々期から1割増となっています。

現在、日本の不動産市場は需要が大変高く、
売却は簡単ですが購入は難しい状態です。

そんな中でも600億円の取得が見えているということで、
将来の売却にも期待が持てますね。

いちごは色々なアセットタイプの不動産を扱っていますので、
マーケット状況に応じて、良いアセットタイプの不動産を購入できるという強みがあります。

今期はいちごオーナーズの物件取得が順調のようです。
いちごオーナーズの物件取得だけで既に120億円超を取得しています。

いちごオーナーズの物件売却は後期に集中

いちごオーナーズの物件売却は後期に集中するとのことです。
富裕層が顧客なので税金対策的な意味でも、決算期に集中するのかも知れませんね。

おそらくこの傾向は今期だけでなく、今後も継続すると思われます。

物件の取得状況と、
いちごオーナーズ物件の回転は半年~1年としていることを考えると
今期後半に100億円~200億円程度の売却があるのではないでしょうか?

とすると、今期業績の上振れの可能性も十分ありそうですね。


いちごオーナーズ事業は新しい事業ですが、
既にしっかりといちごの業績に寄与しています。

それだけ富裕層は国内不動産に魅力を感じているということでしょうか。
現在の超低金利状態の状況が、
不動産利回りを実質的に上昇させており魅力が高まっている部分もあるでしょう。

いちごは富裕層の潜在的なニーズを上手く取り込むことができたといえますね。
こういった新たなニーズを掘り起こす点もいちごの強みです。

新規事業がこのように順調であるのは事前の調査などのおかげでもあるでしょう。

いちごは新規事業で収益が得られるかしっかりと事前に確認を行っています。
ですので、新規事業であるIT事業、不動産テックにも期待が持てますね。

トピックスはまだまだありますが、
長くなりますので次回にします。


にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ
にほんブログ村