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皆さんこんばんは

7月25日にいちごがグリーンボンドの発行を発表しました。
会社IRはこちら

今回はいちごの財務政策についての記事です。
グリーンボンド

グリーンボンドとは資金の使途を再生可能エネルギーや省エネ関連など
環境改善効果がある事業に限定した債券です。

ESG投資が世界中で広がる中で、ESG投資の投資先としてグリーンボンドも注目されており、
グリーンボンドへの投資は人気が高まっています。

更に、グリーンボンドは通常の債券より利率が低いことが一般的であり、
発行側にとってもメリットがあります。

いちごはクリーンエネルギー事業を展開しており、
同事業の太陽光発電や風力発電とグリーンボンドは内容も完全に合致しますので、
今後もグリーンボンドの活用は十分考えられます。

今回は29億円分のグリーンボンドを発行していますが、
おそらく金利は1%を大きく下回っているのではないでしょうか?

クリーンエネルギー事業への投資がグリーンボンドでまかなえるのであれば、
IT投資などの新規分野への投資に資金を振り分けることができますので、
そういった意味ではいちご全体の業績にとって良いIRとなったかも知れません。

いちごの財務政策

いちごは安定・継続した企業経営がしっかりとできるように、
保守的で手堅い経営を行っていることが随所に見られます。

以前に記事にした、新規事業に対する考えも
「スモールスタート」で、しっかりと利益が出るという確信が得られるまでは
多額の投資を行うことはありません。

いちご分析記事はこちら

その考えは財務政策にも表れています。
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上記画像のように、借入金の大部分は長期借入金となっており、
将来、金利が変動しても業績に影響は出ないようにしています。

また、業績・財務が堅調であることを武器にファイナンスも順調で、
平均借入金利は1%を下回っています。

短期金利であれば現在国内は超低金利状態ですので、1%を下回ることは珍しくありません。
いちごは、金利が低い今だからこそ、短期金利よりは金利の高い長期金利での借入を行い、
将来の金利上昇に備えているのです。


いちごは金融機関からも高い評価を得ており、
6月末には100億円の資金を無担保かつ枠内で何回でも借入可能である
無担保コミットメントラインを結んでいます。
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このように業績が好調である中で、
財務政策により更に盤石な財務を築き上げ、
更に無担保コミットメントラインや、
今回のグリーンボンドのように業績を押し上げる財務政策を行えることがいちごの強みです。



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