投資でアーリーリタイアを目指すサラリーマンです。
前回は私の主力銘柄2337いちごの決算説明会Q&Aについての記事でした。
今回はその続きです。
前回記事はこちら
いちごの海外機関投資家向けのQ&Aは有益な情報があることが多いです。
前回は、
・いちごオーナーズの利益率
・物件取得の方向性
について説明しました。
今回も引き続きQ&Aの中から重要な部分を拾い上げていきます。
IT事業・アニメーション事業の収益見通し
いちごは新規事業としてIT事業とアニメーション事業に取り組んでいます。
特にIT事業に関しては積極的に投資を行っていく方針です。
不動産市況が好調な中、今期業績予想が横ばいとなる理由が将来成長に向けた
積極的な先行投資を行うことが理由となっています。
さて、そんな成長のために注力しているIT事業の収益見通しですが
現在はホテル運営補助システムがメインのようです。
既にレベニューマネジメントシステム「PROPERA」を一部のホテルで実装しています。
売上も導入により伸びているとのことです。
PROPERAは、最近普及してきているダイナミックプライシングの一種と言えます。
ダイナミックプライシングとは、需要に応じて価格を変動させることを言い
変動料金制などど呼ばれます。
ホテルの宿泊料は週末など休日が絡んだ日は料金が高くなりますよね。
簡単に言うと需要が高い時は料金を高く、需要が低い時は料金を低くすることで、
売上を増加させるということです。
ですので、レベニュー(売上高)マネジメントシステムという名称となっています。
おそらく、PROPERAはホテル別に過去の宿泊者数や料金設定、売上高など
様々なデータが蓄積されており、
売上が最大化するような価格設定を行うシステムとなっているのでしょう。
将来的にはシステムの外部への販売を目指しており、
性質上このシステムは継続して売上が見込めますので期待できる分野です。
既に自社ホテルでの運用は順調に進んでいますので、
外部への販売も現実的なところまできているのではないでしょうか。
アニメーション事業については正直私はあまりイメージがわいていません。笑
いちごがアニメで有名な秋葉原に保有する物件とのシナジーは期待できます。
具体的にはイベント開催やグッズ販売を検討しているようです。
また、アニメ制作としては珍しい単独出資ですので、
著作権や物販など全ての権利をいちごが保有することになります。
新作アニメがヒットすれば利益を得ることができそうですね。
正直アニメがヒットするかどうかなんて全く分からないですが・・・笑
また、キャプテン翼を題材にしたTSUBASA+ というゲームでは
いちごの物件も登場させる予定のようで、ブランド力の向上に寄与するとのことでした。
いちごは新規事業に関しては手堅く進める方針を以前から表明しています。
決算説明会の言葉でいうと「スモールスタート」です。
いきなり大型の投資を行うのではなく、
まずは新規事業の収益性・将来性を確かめた上で拡大していくというスタイルを取っています。
アニメーション事業という今までとはかなり異なる事業に進出しましたが、
この点は安心できる点です。
TOB・企業買収について
HISのユニゾHDに対するTOBや
REITのスターアジア投資法人とさくら総合リートとの買収劇を踏まえて、
いちごの企業買収に対する考えについての質問でした。
いちごの回答は友好的な買収には関心があるとのこと。
いちごはセントロを買収してストレージ事業に進出するなど
事業シナジーが得られるような買収には積極的です。
手元資金が400億~500億円あるということも企業買収にはプラスとなるでしょう。
以前にも日本の不動産企業は保有資産に比べて株価が低い、M&Aは検討しているのか?
というような質問がありましたが、
その時も検討は常にしているという前向きな回答でした。
日本企業は買収にネガティブなイメージを持っており、
交渉が難しいという発言もしていたと記憶しています。
昨今、日本でも少しずつM&Aは活発化していますので、
今後期待M&Aなどによる規模拡大も期待できそうですね。
楽しみがいくつもあり、今後のIRが待ち遠しいです。
にほんブログ村
いちごの海外機関投資家向けのQ&Aは有益な情報があることが多いです。
前回は、
・いちごオーナーズの利益率
・物件取得の方向性
について説明しました。
今回も引き続きQ&Aの中から重要な部分を拾い上げていきます。
IT事業・アニメーション事業の収益見通し
いちごは新規事業としてIT事業とアニメーション事業に取り組んでいます。
特にIT事業に関しては積極的に投資を行っていく方針です。
不動産市況が好調な中、今期業績予想が横ばいとなる理由が将来成長に向けた
積極的な先行投資を行うことが理由となっています。
さて、そんな成長のために注力しているIT事業の収益見通しですが
現在はホテル運営補助システムがメインのようです。
既にレベニューマネジメントシステム「PROPERA」を一部のホテルで実装しています。
売上も導入により伸びているとのことです。
PROPERAは、最近普及してきているダイナミックプライシングの一種と言えます。
ダイナミックプライシングとは、需要に応じて価格を変動させることを言い
変動料金制などど呼ばれます。
ホテルの宿泊料は週末など休日が絡んだ日は料金が高くなりますよね。
簡単に言うと需要が高い時は料金を高く、需要が低い時は料金を低くすることで、
売上を増加させるということです。
ですので、レベニュー(売上高)マネジメントシステムという名称となっています。
おそらく、PROPERAはホテル別に過去の宿泊者数や料金設定、売上高など
様々なデータが蓄積されており、
売上が最大化するような価格設定を行うシステムとなっているのでしょう。
将来的にはシステムの外部への販売を目指しており、
性質上このシステムは継続して売上が見込めますので期待できる分野です。
既に自社ホテルでの運用は順調に進んでいますので、
外部への販売も現実的なところまできているのではないでしょうか。
アニメーション事業については正直私はあまりイメージがわいていません。笑
いちごがアニメで有名な秋葉原に保有する物件とのシナジーは期待できます。
具体的にはイベント開催やグッズ販売を検討しているようです。
また、アニメ制作としては珍しい単独出資ですので、
著作権や物販など全ての権利をいちごが保有することになります。
新作アニメがヒットすれば利益を得ることができそうですね。
正直アニメがヒットするかどうかなんて全く分からないですが・・・笑
また、キャプテン翼を題材にしたTSUBASA+ というゲームでは
いちごの物件も登場させる予定のようで、ブランド力の向上に寄与するとのことでした。
いちごは新規事業に関しては手堅く進める方針を以前から表明しています。
決算説明会の言葉でいうと「スモールスタート」です。
いきなり大型の投資を行うのではなく、
まずは新規事業の収益性・将来性を確かめた上で拡大していくというスタイルを取っています。
アニメーション事業という今までとはかなり異なる事業に進出しましたが、
この点は安心できる点です。
TOB・企業買収について
HISのユニゾHDに対するTOBや
REITのスターアジア投資法人とさくら総合リートとの買収劇を踏まえて、
いちごの企業買収に対する考えについての質問でした。
いちごの回答は友好的な買収には関心があるとのこと。
いちごはセントロを買収してストレージ事業に進出するなど
事業シナジーが得られるような買収には積極的です。
手元資金が400億~500億円あるということも企業買収にはプラスとなるでしょう。
以前にも日本の不動産企業は保有資産に比べて株価が低い、M&Aは検討しているのか?
というような質問がありましたが、
その時も検討は常にしているという前向きな回答でした。
日本企業は買収にネガティブなイメージを持っており、
交渉が難しいという発言もしていたと記憶しています。
昨今、日本でも少しずつM&Aは活発化していますので、
今後期待M&Aなどによる規模拡大も期待できそうですね。
楽しみがいくつもあり、今後のIRが待ち遠しいです。
にほんブログ村