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みなさん、こんばんは。

経済的自由を目指す投資家の森田です。

【6035】アイアールジャパンHDが2月4日に2021年3月期第3四半期決算を発表しました。

2月19日には決算説明会資料が公表されましたので、今回はアイアールジャパンHDの決算を分析していきます。

アイアールジャパンHDの紹介記事はこちら
アイアールジャパンHD第3四半期決算は増収増益
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アイアールジャパンHDの2021年3月期第3四半期決算は増収増益となりました。

前期比で

売上高 17.9%増

営業利益 23.4%増

純利益 20.3%増


となる決算です。

引き続き高い成長となっていますね。

ただ、市場の成長期待には届かなかったようで株価は決算以降下落傾向です。

決算前にはPERが100倍程度となっており、市況的にもグロース株が売られる中、割高感が出たのでしょうか。

では、決算内容を詳しく見ていきましょう。

売上高・利益は過去最高
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第3四半期累計では過去最高の売上高・利益を達成しています。

下記の通り、業績は長期的に右肩上がりに成長していますね。
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営業利益も同様です。
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売上高ベースで100億円が見えてきており、今後もこの高い成長率を維持できるのか注目ですね。

高い利益率と好財務
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上記はアイアールジャパンHDの損益計算書です。

利益率の高さが光りますね。

粗利益率は84.9%と素晴らしいですね。

営業利益率も47.6%と高水準です。

決算書の中にも「唯一無二」という表現がよく出てきますが、この分野では競合が少なくシェアの高さが利益率の高さにつながっているのでしょう。

業務内容の専門性が極めて高く、そのことが参入障壁となっているケースですね。

財務状況についても好財務です。
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自己資本比率は79%と80%近い水準となっています。

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貸借対照表を見ても、資産の半分以上が現金及び預金となっており、キャッシュも潤沢です。

事業内容的に、多額の設備投資で財務が圧迫されることもないでしょうし、前期にオフィス・システム・AI等の基盤整備への投資は完了したと説明があったので、今後固定資産が急増し財務が悪化するという可能性も低いと思われます。

AIを活用しているので、そこの投資は継続的にあるのかも知れません。

大型プロジェクトの状況
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5,000万円以上の大型プロジェクトの契約状況です。

10月末時点で既に前期の通期実績を上回る34億円超の契約状況となっています。

現時点で新たに5件のプロジェクトが進行中とのことですので、積み増しがあるでしょうか。

通期予想に対する大型案件、通常案件の内訳は以下の通りです。

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通期予想では大型案件が47億円となっています。

10月末で34億円、現時点で10億円強の新規プロジェクトが契約進行中ということなので、計算としては合いますね。

流石に今から、新たに5,000万円以上のプロジェクトを契約して3月までに完了というのは難しいと思いますので、大型プロジェクトの上振れは無さそうです。

契約進行中のプロジェクトが期ずれするなどの事態が起きれば計画未達も有り得ます。

業績事態は高い成長率を継続していますが、アイアールジャパンHDは昨年第3四半期決算発表と同時に業績予想を上方修正しており、今期はそれが無かったことが株価が下落している要因かも知れませんね。

国内でもTOBなどが活発化していることもあり、業績上振れを期待していた投資家にとっては少々期待外れとなったでしょうか。

上方修正はありませんでしたが、アイアールジャパンHDは今後の投資銀行業務の飛躍的な拡大のために子会社の設立を発表しました。

インベストメント・バンク JOIBを設立
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アイアールジャパンHDは今後のM&A市場の拡大をにらみ、支配権争奪ならびに企業再編・事業再編等のM&Aに特化する専門的なFA業務を行う子会社「JOIB」を設立しました。

M&A市場は拡大しており、その中でシェアを獲得することができればアイアールジャパンHDの成長に大きく寄与すると思われます。

MBOやLBOなどのアドバイザリー業務も行うようなので、ある程度大きな企業がターゲットとなるのでしょうか。

事業内容的には全く新規の内容ということはありませんので、ノウハウを生かして更に支配権争奪・企業再編に特化したFA業務を拡大させていくための子会社設立なのでしょう。

日本M&Aセンターのような中小企業のM&A仲介というのとは毛色が異なりますので、差別化はできるのかなと考えています。

今後もアイアールジャパンHDには注目していきます。
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