みなさん、こんばんは。
経済的自由を目指す投資家の森田です。
1月29日に【4389】プロパティデータバンクが2021年3月期第3四半期決算を発表しました。
大幅な増収増益決算です。
今回はプロパティデータバンクの決算内容を分析していきます。
プロパティデータバンクの紹介記事はこちら
プロパティデータバンク第3四半期決算は増収増益
プロパティデータバンクの2021年3月期第3四半期決算は増収増益となりました。
売上高 19%増
営業利益 92.5%増
純利益 99.9%増
となる決算です。
売上高も高い伸びとなりましたが、利益面が大幅に増加しました。
純利益についてはほぼ2倍となっています。
利益率が上昇したのは、売上高の成長に比べて売上原価はそれほど増加せず、更に販管費については前期比で減少しているからです。
コスト抑制により利益率が大幅向上
上記はプロパティデータバンクの損益計算書です。
前述の通り、売上高は19%増となっていますが、売上原価の増加率は約13%程度に抑えられています。
売上高の増加率に比べて、売上原価の増加率が低いので当然粗利益率は増加するわけですね。
プロパティデータバンクはクラウドサービスを主力としていますので、ビジネスモデル的に売上高が増加するほど利益率は高まると思われます。
更に驚くべきは販管費です。
前期比で販管費は減少しており、その結果営業利益率は14%→22.6%に大幅に増加しています。
成長段階にある企業の販管費が減少するのは珍しいですね。
業務の効率化などがうまくいったのだと思われます。
ただ、人件費を削ったのだとしたら将来の成長に影響があるかも知れません。
(積極的な人材採用を計画しているとのことですので、杞憂だと思いますが)
このあたり後日確認したいと思います。
では、つづいてサービス別の業績を見ていきます。
サービス別業績
プロパティデータバンクは不動産管理ソフト「@プロパティ」事業の単一セグメントですが、サービス別では以下2つのサービスを展開しています。
・クラウドサービス(ストック型売上 @プロパティの月額利用料など)
・ソリューションサービス(フロー型売上 @プロパティの導入支援など)
クラウドサービスが16.3%増、ソリューションサービスが22.9%増とバランスよく増加していますね。
割合としては安定性の高いクラウドサービスが58%程度を占めます。
コロナ禍の影響により、遠隔でも物件情報が管理できる@プロパティの需要がより増加したのでしょうか。
ソリューションサービスでは大型案件のプロジェクトが順調に進んでいるとのことですので、将来のストック売上の増加に期待です。
前四半期では減少していた@プロパティの登録棟数も第3四半期で大幅に増加しました。
登録棟数が大幅増加
@プロパティの登録棟数の推移です。
第3四半期時点で前期末から9,000棟(17%程度)増加しています。
この増加のほとんどが第3四半期単体のものです。
こちらは第2四半期時点の登録棟数の推移です。
見てもらえばわかりますが、第2四半期時点では登録棟数は減少しているんですよね。
ここから3ヶ月で60,000棟を超えていますので、契約のタイミングもあるとは思いますが、今後の成長を期待させます。
月額利用料及び単価も増加
クラウドサービスの月額利用料は23.7%増
1社当たりの平均月額利用料単価は19%増
と新規契約者の増加に加えて、利用料も増加しています。
好調な業績を受けてプロパティデータバンクは今期業績予想を上方修正しています。
業績予想を上方修正
プロパティデータバンクは決算と合わせて業績予想を上方修正しました。
従来予想に比べて
売上高 0.3%増
営業利益 24.7%増
純利益 25.8%増
となっています。
主な要因は業務効率化による販管費の抑制や売上原価の減少によるものです。
また配当予想についても2円増配としました。
正直、配当目的で投資する銘柄ではありませんが、悪いニュースではないですね。
本日の株価はこれらの良材料をうけて大幅に上昇しました。
プロパティデータバンクの株価はストップ高に
本日2月1日の株式市場でプロパティデータバンクの株価は400円高のストップ高となりました。
決算が素直に好感されたようですね。
ストック型売上が過半以上を占めている点と高成長を遂げている点、(不動産管理の)デジタル化というテーマにも乗っており買われやすいということもあったでしょうか。
私としても今年初の保有銘柄のストップ高となりありがたいですね。
今後もプロパティデータバンクには注目していきます。
プロパティデータバンクの2021年3月期第3四半期決算は増収増益となりました。
売上高 19%増
営業利益 92.5%増
純利益 99.9%増
となる決算です。
売上高も高い伸びとなりましたが、利益面が大幅に増加しました。
純利益についてはほぼ2倍となっています。
利益率が上昇したのは、売上高の成長に比べて売上原価はそれほど増加せず、更に販管費については前期比で減少しているからです。
コスト抑制により利益率が大幅向上
上記はプロパティデータバンクの損益計算書です。
前述の通り、売上高は19%増となっていますが、売上原価の増加率は約13%程度に抑えられています。
売上高の増加率に比べて、売上原価の増加率が低いので当然粗利益率は増加するわけですね。
プロパティデータバンクはクラウドサービスを主力としていますので、ビジネスモデル的に売上高が増加するほど利益率は高まると思われます。
更に驚くべきは販管費です。
前期比で販管費は減少しており、その結果営業利益率は14%→22.6%に大幅に増加しています。
成長段階にある企業の販管費が減少するのは珍しいですね。
業務の効率化などがうまくいったのだと思われます。
ただ、人件費を削ったのだとしたら将来の成長に影響があるかも知れません。
(積極的な人材採用を計画しているとのことですので、杞憂だと思いますが)
このあたり後日確認したいと思います。
では、つづいてサービス別の業績を見ていきます。
サービス別業績
プロパティデータバンクは不動産管理ソフト「@プロパティ」事業の単一セグメントですが、サービス別では以下2つのサービスを展開しています。
・クラウドサービス(ストック型売上 @プロパティの月額利用料など)
・ソリューションサービス(フロー型売上 @プロパティの導入支援など)
クラウドサービスが16.3%増、ソリューションサービスが22.9%増とバランスよく増加していますね。
割合としては安定性の高いクラウドサービスが58%程度を占めます。
コロナ禍の影響により、遠隔でも物件情報が管理できる@プロパティの需要がより増加したのでしょうか。
ソリューションサービスでは大型案件のプロジェクトが順調に進んでいるとのことですので、将来のストック売上の増加に期待です。
前四半期では減少していた@プロパティの登録棟数も第3四半期で大幅に増加しました。
登録棟数が大幅増加
@プロパティの登録棟数の推移です。
第3四半期時点で前期末から9,000棟(17%程度)増加しています。
この増加のほとんどが第3四半期単体のものです。
こちらは第2四半期時点の登録棟数の推移です。
見てもらえばわかりますが、第2四半期時点では登録棟数は減少しているんですよね。
ここから3ヶ月で60,000棟を超えていますので、契約のタイミングもあるとは思いますが、今後の成長を期待させます。
月額利用料及び単価も増加
クラウドサービスの月額利用料は23.7%増
1社当たりの平均月額利用料単価は19%増
と新規契約者の増加に加えて、利用料も増加しています。
好調な業績を受けてプロパティデータバンクは今期業績予想を上方修正しています。
業績予想を上方修正
プロパティデータバンクは決算と合わせて業績予想を上方修正しました。
従来予想に比べて
売上高 0.3%増
営業利益 24.7%増
純利益 25.8%増
となっています。
主な要因は業務効率化による販管費の抑制や売上原価の減少によるものです。
また配当予想についても2円増配としました。
正直、配当目的で投資する銘柄ではありませんが、悪いニュースではないですね。
本日の株価はこれらの良材料をうけて大幅に上昇しました。
プロパティデータバンクの株価はストップ高に
本日2月1日の株式市場でプロパティデータバンクの株価は400円高のストップ高となりました。
決算が素直に好感されたようですね。
ストック型売上が過半以上を占めている点と高成長を遂げている点、(不動産管理の)デジタル化というテーマにも乗っており買われやすいということもあったでしょうか。
私としても今年初の保有銘柄のストップ高となりありがたいですね。
今後もプロパティデータバンクには注目していきます。