
みなさん、こんばんは。
経済的自由を目指す投資家の森田です。
先日1月13日に【2337】いちごが2021年2月期第3四半期決算を発表しました。
大幅な減収減益決算です。
また同時に自社株買いを発表しています。
いちご 2021年2月期第3四半期決算は大幅減収減益

いちごの第3四半期決算は大幅な減収減益となりました。
売上高 29.4%減
営業利益 65.8%減
純利益 71.8%減
です。
不動産市場、特にホテルはコロナ禍の影響が大きく、予想通りの結果となりましたね。
いちごはレンジ予想としていた通期業績予想を修正しています。
通期業績予想を修正

業績予想を修正したといっても、数値はレンジ予想の幅内ですので、おおざっぱだった業績予想をレンジでない従来の業績予想として示したという形です。
業績予想値自体は可も無く不可も無くといったところでしょうか。
私個人としてはもっと上の数字を期待していましたが。笑
緊急事態宣言が出るなどここ最近にきて状況が悪化していますので、仕方ありませんね。
もともと、春以降に経済状況が徐々に回復するという予想でしたので。
レンジ予想の下限値をしっかりと超えたことを評価したいと思います。
では、セグメント別の業績を見ていきましょう。
セグメント別業績

セグメント別業績です。
営業利益ベースでは
アセットマネジメント事業 44.3%減
心築事業 72.7%減
クリーンエネルギー事業 43.3%増
となりました。
レジデンス以外の物件は不動産売買市場が停滞しており、売却が進んでいません。
その影響で心築事業は70%を超える減益となりました。
いちごだけに限った話ではありませんが厳しい状況ですね。
いちごとしては財務基盤が強化されているので、焦って価格を下げてまでの売却は行わない方針です。
意図的な部分もあるということですね。
アセットマネジメント事業の減益はホテル収益が落ち込んでいることが大きな要因です。
一方で、クリーンエネルギー事業は大幅に増益となりました。
太陽光発電はコロナ禍の影響を受けませんので、他のセグメントが大きく落ち込む中、成長しています。
ただ、まだまだいちごの事業全体に占める割合が小さく、アセットマネジメント事業・心築事業の落ち込みをカバーできるほどではありません。

クリーンエネルギー事業は今後も上記の通り拡大していく予定です。
安定性の高い事業ですので、コロナ禍のような不測の事態に耐えられるように今後の成長に期待しています。
今期の物件売買は主にレジデンスを中心に進んでいます。
物件売買状況

物件の取得・売却状況です。
第3四半期時点で取得が約287億円、売却が379億円となっています。
91億円程度の売り越しですね。
今期は物件取得、売却ともにレジデンスが主になっています。
取得については全体の54%、売却については全体の89%がレジデンスです。
取得に関してホテルはフォワードコミットメント(あらかじめ契約していた物件)によるものですので、新規取得としてはほぼレジデンスとなります。
レジデンスを主に取り扱ういちごオーナーズは2017年の設立と新しい子会社ですが、いちごオーナーズが無ければ今期業績は更に落ち込んでいたでしょうね。
自社株買い

いちごは決算発表と同時に自社株買いを発表しています。
取得金額上限は15億円、取得株数上限は550万株です。
いちごは数年間毎期自社株買いを行っており、長期経営計画である長期VISIONでも「機動的な自社株買い」をかかげています。
配当も業績が大きく落ち込む中維持しており、株主還元という面では評価できるのではないでしょうか。
ただ、肝心の本業の回復見込がたちませんので、現在低迷している株価は引き続き厳しい状況になるかもしれませんね。
いちごの株主としては来期以降の業績回復期待から株価が上昇してくれればありがたいですが、あまり期待せずにいようと思います。笑
今後もいちごには注目していきます。



いちごの第3四半期決算は大幅な減収減益となりました。
売上高 29.4%減
営業利益 65.8%減
純利益 71.8%減
です。
不動産市場、特にホテルはコロナ禍の影響が大きく、予想通りの結果となりましたね。
いちごはレンジ予想としていた通期業績予想を修正しています。
通期業績予想を修正

業績予想を修正したといっても、数値はレンジ予想の幅内ですので、おおざっぱだった業績予想をレンジでない従来の業績予想として示したという形です。
業績予想値自体は可も無く不可も無くといったところでしょうか。
私個人としてはもっと上の数字を期待していましたが。笑
緊急事態宣言が出るなどここ最近にきて状況が悪化していますので、仕方ありませんね。
もともと、春以降に経済状況が徐々に回復するという予想でしたので。
レンジ予想の下限値をしっかりと超えたことを評価したいと思います。
では、セグメント別の業績を見ていきましょう。
セグメント別業績

セグメント別業績です。
営業利益ベースでは
アセットマネジメント事業 44.3%減
心築事業 72.7%減
クリーンエネルギー事業 43.3%増
となりました。
レジデンス以外の物件は不動産売買市場が停滞しており、売却が進んでいません。
その影響で心築事業は70%を超える減益となりました。
いちごだけに限った話ではありませんが厳しい状況ですね。
いちごとしては財務基盤が強化されているので、焦って価格を下げてまでの売却は行わない方針です。
意図的な部分もあるということですね。
アセットマネジメント事業の減益はホテル収益が落ち込んでいることが大きな要因です。
一方で、クリーンエネルギー事業は大幅に増益となりました。
太陽光発電はコロナ禍の影響を受けませんので、他のセグメントが大きく落ち込む中、成長しています。
ただ、まだまだいちごの事業全体に占める割合が小さく、アセットマネジメント事業・心築事業の落ち込みをカバーできるほどではありません。

クリーンエネルギー事業は今後も上記の通り拡大していく予定です。
安定性の高い事業ですので、コロナ禍のような不測の事態に耐えられるように今後の成長に期待しています。
今期の物件売買は主にレジデンスを中心に進んでいます。
物件売買状況

物件の取得・売却状況です。
第3四半期時点で取得が約287億円、売却が379億円となっています。
91億円程度の売り越しですね。
今期は物件取得、売却ともにレジデンスが主になっています。
取得については全体の54%、売却については全体の89%がレジデンスです。
取得に関してホテルはフォワードコミットメント(あらかじめ契約していた物件)によるものですので、新規取得としてはほぼレジデンスとなります。
レジデンスを主に取り扱ういちごオーナーズは2017年の設立と新しい子会社ですが、いちごオーナーズが無ければ今期業績は更に落ち込んでいたでしょうね。
自社株買い

いちごは決算発表と同時に自社株買いを発表しています。
取得金額上限は15億円、取得株数上限は550万株です。
いちごは数年間毎期自社株買いを行っており、長期経営計画である長期VISIONでも「機動的な自社株買い」をかかげています。
配当も業績が大きく落ち込む中維持しており、株主還元という面では評価できるのではないでしょうか。
ただ、肝心の本業の回復見込がたちませんので、現在低迷している株価は引き続き厳しい状況になるかもしれませんね。
いちごの株主としては来期以降の業績回復期待から株価が上昇してくれればありがたいですが、あまり期待せずにいようと思います。笑
今後もいちごには注目していきます。


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