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みなさん、こんばんは。

経済的自由を目指す投資家の森田です。

【3768】リスクモンスターが11月9日に2021年3月期第2四半期決算を発表しています。

決算は増収増益決算となりました。

営業利益は増加率50%を超える大幅増益決算です。

また、合わせて配当予想の修正(増配)も発表しています。

リスクモンスターは企業の倒産確率情報など与信管理サービスを提供している企業です。

リスクモンスターの紹介記事はこちら

リスクモンスター 第2四半期決算は増収増益
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リスクモンスターの第2四半期決算は増収増益となりました。

前期比で

売上高 11.6%増
営業利益 50.2%増
純利益 42.1%増

です。

営業利益以下、各利益は大幅な増益となりました。

事業内容的にコロナ禍の影響はそれほど受けない企業ですが、利益が大幅に増加しましたね。

では、セグメント別の業績を見ていきましょう。

セグメント別業績

リスクモンスターのセグメントは以下の4つです。

・与信管理サービス事業・・・企業格付(RM格付)を会員に提供
・ビジネスポータルサイト事業・・・グループウェアなどのサービスを提供
・BPOサービス事業・・・アウトソーシングサービスを提供
・その他サービス(教育関連事業含む)・・・ビジネス関連の人材開発・育成支援サービス

詳細については冒頭で紹介しました、リスクモンスターの紹介記事をご覧ください。

与信管理サービス事業
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与信管理サービス事業は売上高5.5%増セグメント利益13.8%増となりました。

与信管理サービス事業はリスクモンスターの主力事業です。

売上高、利益ともに全体の半分以上を占めています。

コロナ禍により財務状況が悪化した企業が増えており、取引先企業の倒産リスクなどの情報に対する需要は増加していると思われます。

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このように会員数も増加傾向です。

利益率の高いASP・クラウドサービスは会員数が増加することで、月額収入が確実に増加していきます。

ビジネスポータルサイト事業
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ビジネスポータル事業は売上高はほぼ前期並みセグメント利益は17.3%増となりました。

この事業は与信管理サービスの顧客の要望により始まった企業であり、成長性は乏しいです。

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会員数は若干減少しており、長期で見ても横ばいとなっています。

グループウェアは近年様々なソフトが出てきていますので、現状が維持できれば十分かなと考えています。

BPOサービス事業
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BPOサービス事業は売上高70.2%増セグメント利益は黒字転換となりました。

ただ、同事業はデータ入力などのアウトソーシングサービスを行う事業であり、安定した継続的な収益が期待できる事業ではありません。

今四半期は反社チェックのBPOサービスの大型案件の受注があったため売上が大幅に増加、黒字転換していますが、今後このまま成長するのかといわれれば疑問です。

このまま高成長を遂げるという可能性は低いと考えていますが、与信管理サービスと絡んだ受注が増えればおもしろいかも知れませんね。

その他サービス(教育関連事業含む)画像

その他サービス事業は売上高19.2%増セグメント利益30.7%増となりました。

その他サービス事業は教育関連事業などを行う事業です。

与信管理に関わるセミナーやeラーニング(パソコンで受講できる講座)サービスを行っています。

与信に関する情報があっても使いこなせなければ意味がありません。
(金融機関がこういった事業を行ってもおもしろいと思っています。)

そういった意味では、与信管理サービス事業とのシナジーが高い事業あり私も期待している事業です。

高成長しており、会員数もしっかりと増加していますので今後も期待しています。

リスクモンスターは決算発表と同時に配当予想を増額しています。

配当予想の増額を発表


リスクモンスターは21円としていた今期配当予想を23円に増配しました。

増額分の2円は記念配当ということです。

第2四半期時点でEPSは79円を超えていますので、配当性向にもまだまだ余裕がありますね。

通期業績予想のEPSは83.3円ですので、業績の上振れの可能性も十分ありそうです。

業績は上振れるか
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リスクモンスターの第2四半期決算業績と通期予想です。

進捗率は既に

売上高 54%
営業利益 83%
経常利益 80%
純利益 95%


となっています。

売上高はともかく、利益予想については上方修正(業績上振れ)が十分ありそうですね。

ただ、BPO事業など一過性の収益がありましたので、単純に第2四半期の業績を2倍にした数字には届かないかなと考えています。

今後が楽しみな企業の一つです。

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