無題

固定資産税の支払いが今月あるのを忘れていました・・・

なんか、手持ちのお金に余裕があると思っていたんですよね。笑

前もってお金は用意していたのですが、危うく支払い損ねるとこでした。


さて、8月7日にEduLabが第3四半期決算を発表しています。
決算は増収増益となりました。

今回はEduLabの決算内容を分析していきます。


EduLab

EduLabは、インターネットを活用した教育サービスを個人、学校などの教育機関に提供しています。

また、学力調査などテストの問題作成から採点・分析まで幅広いサービスを行うテスト運営・受託もEduLabの事業の一つです。

詳しくはこちらの紹介記事をご覧ください。


それでは、EduLabの決算内容を見ていきましょう。

第3四半期決算は増収増益
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EduLabの第3四半期決算は増収増益となりました。

売上高 19.5%増
営業利益 1.2%増
純利益 33.5%増

となっています。

売上の伸びほど、営業利益が伸びていませんね。
また、営業利益はほぼ前期並みとなっているので、純利益は30%を超える大幅増益となっています。

この点について理由を見ていきましょう。

販管費の増加と営業外費用の減少、特別利益の増加
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EduLabの損益計算書です。

損益計算書から、営業利益の増加率が売上高増加率よりかなり低い点、一方で純利益は大幅な増加となっている点を分析してきます。

営業利益が売上高ほど増加しなかった理由は販管費の増加です。

人件費の増加などで販管費が売上高の増加率を上回る増加となっています。
販管費が増加したことで、売上高の増加ほど営業利益は増えませんでした。

純利益が営業利益に比べて大きく増加しているのは、前期は営業外費用として為替差損や株式公開費用があったためと、今期は特別利益が増加しているためです。

前期は為替差損と上場に伴う株式公開費用として1億円程度の営業外費用が発生しています。

今期はこれらの費用が無いため、経常利益は前期比21.3%増です。

また、特別利益として子会社の増加に伴う「段階取得に係る差益」を計上したことで特別利益が前期比で大幅に増加しており、純利益も大幅増加となりました。

つづいて、各セグメント別の業績などを見てきます。

セグメント別業績
無題
EduLabのセグメント別業績です。

e-Testing/e-Learning事業はインターネットを活用して教育サービスを提供しています。

英検と共同した英語教育が強みです。

テスト運営・受託事業は自治体が行う学力調査などのテスト運営を行う事業です。

セグメント別の業績は明暗が分かれる形となりました。


e-Testing/e-Learning事業は61.7%の増収、36%の増益

テスト運営・受託事業は27.3%の減収、50%の減益

です。

教育ITサービスは成長分野であり、EduLabのe-Testing/e-Learning事業も順調に成長していますね。
売上高、利益ともに高成長を遂げています。

一方で、テスト運営・受託事業は大幅な減収減益となりました。
これは新型コロナウイルスの影響で文科省が実施予定であった「全国学力・学習状況調査」が中止となったことが要因です。

それでも、全体で見れば増収増益となっている点は評価できますね。

況調査EduLabの今後の成長
無題

EduLabの教育サービスの会員数は順調に拡大しています。

年間100万人超のペースで増加しており、成長率は高いです。

サービスがそれだけ評価されているのでしょう。

第3四半期決算期間中にも新サービスを始めています。
無題

このように、新サービスやM&Aなどを行い拡大に積極的です。

これらの戦略によりe-Testing/e-Learning事業の増収率は60%を超えており、成長性は高いと思われます。

一方で、コロナ禍の影響でテスト運営・受託事業が落ち込んだ点や、昨年、大学入試における英語の民間試験活用延期が決定したことはマイナス要因です。

教育&ITという、需要が高くこれから成長していく分野の企業ですので、EduLabのこれからに期待しています。

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