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みなさん、こんばんは。
待ちに待った週末ですね。
休日が待っているというだけで幸せです。

昨日のNYダウは1,800ドルの大幅下落とコロナショックを思い出させるような下落でした。
本日の日経も500円以上の大幅下落となるかな?と思っていましたが案外強かったですね。

コロナショック前の株価を戻せない株が多い中で、コロナショックなんて関係なしに上昇している株もあります。
本日はそんな株のひとつ【6035】アイアールジャパンHDを分析します。


 
【6035】アイアールジャパンHD

アイアールジャパンHDは企業のIR・SR活動を支援する企業です。

実質株主調査やアクティビストの対応など専門性の高さが強みとなっています。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。



国内でもアクティビストの活動が活発化していることと、上場企業のTOBや支配権争奪など、この分野の市場は拡大しています。
最近では、コクヨとぺんてるの株式争奪や前田建設工業の前田道路に対するTOBなどがありましたね。

専門性の高さが参入障壁となり、アイアールジャパンHDの業績は急成長しています。

アイアールジャパンHDの業績推移



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四半期毎の売上高推移です。
順調に成長していますね。


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四半期毎の営業利益です。
こちらも右肩上がりに上昇しています。
前期の営業利益の伸びが2.5倍程度と大変高いです。

アイアールジャパンHDの営業利益率はもともと30%程度と高かったのですが、前期は47%と大変高い利益率となりました。

これはシステムやAI等の基盤投資が完了したことで売上高の増加に伴い収益性が向上したためです。
つまり、一過性ではないということですね。

今後も高い収益性が期待できます。


大型プロジェクトの契約状況

売上5,000万円以上の大型プロジェクトの契約状況は以下の通りです。

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前期の下期に契約案件が急増しています。

企業の支配権をめぐる争いや、アクティビストの対応、MBO対応など大きな案件が続々と契約できています。
アイアールジャパンHDの実績が評価されているようですね。

アクティビスト対応などの専門性の高い業務は企業内部のIR部門だけで行うことが困難です。
そもそも実質的な株主も分からない、分かったとしてもどう交渉していくのか、そんな状況で圧倒的な実績を持つ専門企業があれば、そこに依頼するのは自然な流れでしょう。

海外投資家の進出もあり、今後上場企業に対する株主提案や買収などは増えていくと考えられますので、この市場は拡大していくと思われます。
それに伴いアイアールジャパンHDの業績も成長していくことが期待されます。

今期業績とコロナウイルスの影響

今期業績予想はコロナウイルスの影響の程度が分からないことから、売上高のみをレンジで公表しています。

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10.6%~17.2%の増収予想です。

業務的にコロナウイルスの影響はあまり受けないと考えられます。
会社予想も各利益については未定としていますが、売上は増収予想ですね。

むしろ、コロナショックで株価が下落したことで、アクティビストの動きが活発化することが予想されます。

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そうなれば、アイアールジャパンHDにとっては追い風となるかも知れませんね。

今後もアイアールジャパンHDはチェックしていきます。

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