コロナウイルスの感染拡大の影響で企業業績が悪化しています。
日経新聞によると2020年3月期純利益は従来予想比の46%減となっているとのこと。
今後業績見通しを下方修正する企業が増加すると思われますので更に悪化する可能性も高いでしょう。
そんな中で日産自動車の2020年3月期決算は赤字転落となるようです。
日産自動車 赤字転落
日産自動車は2020年3月期業績について純利益650億円の予想としていましたが、1500億円~1600億円下振れする可能性があると発表しました。
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よって、850億円~950億円の赤字決算となりそうです。
日産は経営陣の問題など苦戦している中でのコロナショックでしたので、苦しい状況ですね。
配当予想についても既に大幅減配を発表しています。
配当も大幅減配
日産の2019年3月期配当は1株あたり57円でした。
ですが、今年の2月に業績悪化により期末配当を無配当する配当予想を発表しています。
よって、2020年3月期配当は中間配当のみの10円の予定です。
2019年3月期の57円と比べて80%以上の減配となりますね。
日産は高配当株として知られていたため、減配により株価もかなり下落しました。
株価は下落基調が続く
日産の株価はコロナショックよりかなり前から下落基調です。
昨年の5月は800円台だった株価は年明けには600円台になり、減配発表後は500円近くまで下落し、コロナショックの影響で現在は300円台になっています。
今期業績についてもコロナショックの影響を受けますので、V字回復とはならないでしょう。
厳しい状況が続くことになりそうです。
自動車のような景気の影響を大きく受ける銘柄は業績の波が大きく、景気が悪化する局面では特に注意が必要となります。
今後どの程度で業績を上向きにできるかが注目点となりそうですね。
コロナウイルスの終息とともにどうなるか見ていこうと思います。
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