みなさん、こんばんは。
株式市場は米国を中心に勢いを取り戻しつつありますね。
少し過熱している気もしますが、冷静に投資を継続していきましょう。
ここ数年の市場の動きをみるとアメリカへの投資だけでいいという意見もあります。
しかし、過去のデータを遡ると日本市場が好調な時期、新興国が好調な時期と様々ですので、
超長期間の投資では世界中に投資するのがリスク・リターンを考える上で適していると私は考えています。
さて、話がそれましたが今回は【4389】プロパティデータバンクの決算発表についてです。
【4389】プロパティデータバンク 増収増益
プロパティデータバンクが1月31日に第3四半期決算を発表しました。
増収増益の決算となりました。
前期比で売上高は17.2%増、純利益は13.3%増です。
プロパティデータバンクは不動産のあらゆる情報を一括管理できるソフト「@プロパティ」を主力とした事業を展開しています。
詳細は銘柄紹介記事をご覧ください。
いわゆるクラウド化にも関連している事業です。
不動産分野は同じ企業が保有する物件であっても物件毎に別々に管理を行っていることが多々あります。
そのため、管理業務が煩雑になっていました。
また、物件を直接管理している担当以外は物件の情報が得にくいというデメリットもありました。
@プロパティを利用することで、保有物件を全て一括管理することが可能です。
利便性は高く、REIT分野でも過半数を超えるシェアを既に得ています。
ストック収益であるクラウドサービスが順調に増加
クラウドサービス事業は主な収益は@プロパティの利用料です。
@プロパティの利用料は月額制で、建物データ数に応じて利用料発生するストック収益となります。
既に一定のシェアを獲得できていることから安定性が高い事業です。
また、契約件数が増えるほど収益は増えていきます。
クラウドサービス事業の売上は前期比4.6%増となりました。
堅調に推移はしていますが、
少し物足りない気もしますね。
大口の顧客であるREIT相手の契約は既に高いシェアを取っており、
ここから大きく伸びることは無いでしょう。
ですので、ここからは多くの不動産を抱える大企業や、ビル管理会社などへの新規開拓が勝負です。
少しずつですが順調に新規案件も獲得できているようですので、今後に期待といったところでしょうか。
ソリューションサービス事業は大幅成長
クラウド化の初期コンサルティングやシステムのカスタマイズなどを行うソリューションサービス事業は42.5%の増収となりました。
ソリューションサービス事業は一過性のフロー収益ではありますが、ここでの収益はストック収益であるクラウドサービス事業に結び付きます。
流れとしては、ソリューションサービス事業で顧客を獲得、あるいは既存顧客の満足度を高め、クラウドサービス事業をより成長させるというビジネスモデルです。
今回の決算で、ソリューションサービス事業が大きく伸びていますので、
今後クラウドサービス事業の成長にも期待が持てますね。
プロパティデータバンクは時価総額も60億円弱と小さく大化けする可能性を秘めていると考えています。
今後に期待している企業の一つですね。
もちろん、投資は自己責任ですのでその点はあしからず。笑
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