無題

先日の記事に引き続き、
いちご株式会社の決算についてです。

前回記事はこちら
前回記事では、いちご(株)の第2四半期決算は好調であることと、
物件取得状況やいちごオーナーズ事業について紹介しました。

今回はその他のトピックスを取り上げます。

私募ファンドの拡大

いちごは近年私募ファンドの組成に消極的でした。
ですが、昨今のマーケット環境やいちごオーナーズ事業の順調な展開もあり、
ここにきて私募ファンドが拡大しています。

私募ファンドの組成は外部売却+アセットマネジメントとなりますので、
売却益とストック収益を両方得ることが可能です。

今までは、傘下のREITへの物件売却+アセットマネジメントをメインとしていましたが、
外部からの引き合いが強いのか、私募ファンドの組成が出始めてきました。

金額にして前期は80億円程度、今期は160億円程度が確定しているとのことです。
今期についてはうまくいけばあと2件ほどは私募ファンドの組成ができそう
とのことですので、
更なる期待もできますね。

私募ファンドや傘下REITへの売却のように、
物件売却後の管理もいちごが請け負うのであれば、
物件を売却すればするほどアセットマネジメントによる収益は増加していきます。

アセットマネジメント事業はストック収益の源泉ですので拡大に期待です。

自社株買いの延長

いちごは7月から自社株買いを行っていました。
規模は30億円、総株式の2%程度とそこそこ大きな規模です。

ただ、自社株買い発表と第1四半期決算の内容が好感され、
その後するすると株価が上昇しましたので、
それほど自社株買いが行えていません。

9月末時点で、8億円弱と半分にも大きく届かない状況でした。

期限が10月11日までだったので、どうするかな? と思っていたら、
自社株買い期間を延長していきましたね。

自社株買いはEPSの上昇につながりますので、
私は配当より嬉しいです。

これから成長していく企業であれば、
株価の低いうちに自社株買いをしといてもらえれば、
将来的なEPSも大幅に上昇し、結果配当も増えるでしょう。
投資は長期的な視点が大切ですからね。

クリーンエネルギー事業は今期後半に続々売電開始


クリーンエネルギー事業は、
今期1月2月に4カ所の太陽光発電所が売電を開始する予定です。

今期の開発案件は26MWと前期の倍以上の規模となっています。
売電開始が今期後半となりますので、今期業績にはそれほど寄与しませんが、
来期のクリーンエネルギー事業は大きく伸びることになるでしょう。

ストック収益が順調に伸びていますね。


コストサイエンス社の子会社化

いちごはコストサイエンス社の子会社化を発表しています。
既に30%の株式を取得しており2023年までに100%子会社化するとのことです。

コストサイエンス社は生産性を向上させ、
余裕ができた人員で新規事業を行っていくという
「プラス」のコンサルティングを行っています。

データの分析・活用を得意としているようですね。
会社のHPはおしゃれでしたよ。笑

IT事業にも寄与すると思われますので期待です。


さて、今回の決算の気になった点はこれくらいでしょうか。
今期は先行投資などがかさみ、
現時点の会社予想では業績は踊り場となっています。

今期後半どうなるのか?
来期以降、先行投資が実るのか?
いちごは今後もチェックしていきますよ。

私のアーリーリタイアのためにも応援していきます!


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