無題

4321ケネディクスが第2四半期決算を8月9日に発表しています。
会社IRはこちらです。

ケネディクスは私の主力銘柄いちご(2337)の同業者ですので、
保有はしていませんが決算はチェックしています。



ケネディクス

ケネディクスについては以前も記事にしました。
以前の記事はこちら

いちごに比べ自己資本での投資を少なく、
アセットマネジメント業務の割合が高い企業です。

いちごより成長性は劣りますが、安定性は高い企業と言えます。
運用資産は巨額でAUM(受託資産残高)は2兆2000億円を超える規模です。

この巨額な受託資産がケネディクスの魅力ですね。

(私は、これだけの運用規模の割りに利益が少ないと考えており、
成長性の高いと判断したいちごに投資しています。)


決算内容


無題

第2四半期決算は、売上高に当たる営業収益が30%減
営業利益が32%減、純利益が47%減
と数字上は厳しい決算となりました。

原因は不動産投資事業が大幅減収減益になったことです。
ただし、前期に350億円を超える大型の物件売却があったことが大きな要因であり、
事業全体が悪化した訳ではありません。

株価はこの減収減益決算を嫌気し、大幅に下落しました。
こういったことが度々ありますが、
ちゃんとIRを見てるんかよ といつも思いますね。

IRはもっと確認しよう

今回の決算が前期比で減収減益になるであろうことは予測できました。
前述のように、前期は第2四半期に大型の物件売却があったことは周知の事実です。

不動産企業は大型物件売却はIRを出しますので
不動産投資部門の収益予測をある程度は行うことができます。

前期は約360億円の物件売却がIRで発表されていますが、
今期は185億円です。

前第2四半期の不動産投資事業の売上が412億円ですので、
大部分をIRで発表している大型物件売却が占めます。

ここから今期業績を予想すると、

前期 売上412億円、うち大型物件売却360億円
今期 売上?? うち大型物件売却185億円

ですので、今期減収減益となるのは予想できていたことです。
少なくとも不動産投資事業が大幅に減収減益となることを予想するのは難しくない状況でした。

一方、アセットマネジメント事業はしっかりと成長しており、
営業利益は16%増となっています。
内容的にそこまで悪くはない決算だったと思います。

不動産企業の業績は物件売却時期により、偏りが大きいことは分かっていることです。
しっかりとIRを確認して、数字上の決算内容や株価の変動に惑わされないようにしたいですね。

いちごの株主としてはケネディクスが下落することで、
同業他社のいちごが見直される可能性がありますので、悪くはないですが 笑

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