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皆さんこんにちは
本日は2337いちごの配当について紹介します。
いちご(2337)の配当は前期は1株当たり7円となっています。
7期連続の増配です。

今期予想は前期と同じく7円となっています。
いちごは配当に関して、日本では珍しい累進的配当政策というものを掲げています。

決算資料でも下記のように大々的に掲げていることから
いちごが配当を重要視していることがわかります。

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累進的配当政策

累進的配当政策の重要点は以下の2点です。
配当は増配か維持
減配しないことによる安心安定配当

減配しないという方針を明確に掲げている企業は珍しいです。
いちごは安定しているストック収益を重要視しており、
そのストック収益により安定的な配当が可能だと判断しているのだと思われます。

株主としては原則減配しないということを明言してくれていると
安心して長期保有できますよね。

DOE3%以上

DOEとは株主資本配当率のことです。
株主資本の3%以上を配当することを方針としています。

株主資本は利益を出すことで増加します。
毎年しっかりと利益を出していけば、株主資本も増加するので、
結果増配に繋がるというわけです。

ここで重要なのは
累進的配当政策とDOE3%という2つの配当方針を合わせて考えることです。

累進的配当政策の原則減配しないという方針と
DOE3%以上を配当するという方針
を合わせて考えると、
DOE3%以上の成長を毎年実現させるということになります。

DOEの成長が3%未満の場合、3%以上の配当を行うと株主資本が減少することになるからです。
株主資本の減少は、累進的配当政策で掲げている「安心安定配当」とは矛盾します。

このように、
いちごの配当方針はしっかりと利益成長をさせていくという
ガイダンスとも読み取れるのです。

今回はいちごの配当について現在の状況と方針について紹介しました。

いちごの決算分析記事はこちら
いちごの決算またぎ取引結果はこちら

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